コミック「進撃の巨人」<第1~5巻>
作者、諫山創(いさやま=はじめ)。
掲載誌、別冊少年マガジン(2009年10月創刊号から連載中)。サバイバルアクションSF漫画。
話題の漫画として以前から興味がありました。単行本の累計発行部数は560万部を超えており大ヒットしています。会社の同僚からたまたまお借りする機会があって現在まで既刊されている第5巻まで読みました。2~3時間で読み終えました。作者にとって初連載作品です。人類にとってあまりに無慈悲な惨劇が続くのですが、ストーリー展開のスピード感は素晴らしく一気に読ませます。巷で評判が高いのは頷けます。かなりグロイシーンが連続しますが、絵が稚拙なところがあるため、それがかえってリアルに感じさせない効果があり、生理的な嫌悪感を呼び起こすことはありません。章立てが切り替わるごとに振り出しに戻るところがあり、人物像の連続性が若干損なわれる傾向を感じました。世界観の構築や、物語の構成にやや難があるものの、作者が一生懸命練っているひた向きさが伝わってきます。
すでに2013年秋公開で映画化が決定しているとのことですが、実写となるとかなり刺激的な映像になりそうです。アニメであっても映倫の制限があるのではないでしょうか。いずれにしても今後盛り上がるのは間違いありません。
なお、物語は連載中のため、評価は見送ります。謎解きとラストに期待したいです。
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