何故、アドビは携帯版フラッシュの開発を中止したのか?
iPoneやiPadでフラッシュがサポートされていないことは知っていましたが、何故スティーブ=ジョブズは拒否していたのか背景がわかりませんでした。しかし、11月9日のアドビが携帯版フラッシュから撤退したことで次の2つの記事で理解できました。
TechCrunch Japanの記事に詳しく書かれています。
「Adobeはなぜ失敗したか, Flash-Playerの敗退は歴史の必然だった」
また、スティーブ=ジョブズがフラッシュを否定していた理由は、CNN.co.jpから記事を引用します。
ジョブズ氏は正しかった? 米アドビが携帯版フラッシュの開発中止
2011.11.10 Thu posted at: 12:56 JST(CNN) 米ソフトウエア大手のアドビシステムズは9日、動画ソフト「フラッシュ」の携帯端末版の開発を終了すると発表した。今後は、グーグルやアップル、マイクロソフト、リサーチ・イン・モーション(RIM)といったHTML5陣営のキープレーヤーと協力してモバイル向けの事業を進める計画だ。
10月に亡くなったアップルのスティーブ・ジョブズ前最高経営責任者(CEO)はフラッシュ1 件を「バグだらけ」だと激しく嫌っていたことで有名だ。多くのブロガーが、フラッシュ開発中止の報道について、ジョブズ氏が正しかったことが証明されたとの見方を示している。
スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」やタブレット端末「iPad(アイパッド)」などのアップル製品はフラッシュ1 件を一切サポートしてこなかった。
それだけではない。発売されたばかりのジョブズ氏の伝記によればハードもソフトも自社の厳しいコントロール下に置くというアップルの携帯端末に対する姿勢の背景には、ジョブズ氏のアドビに対する憎悪があったという。
1999年、ジョブズ氏はアドビ1 件に対し人気の動画編集ソフト「プレミア」などをマック向けに移植して欲しいと頼んだがまるで相手にされなかった。この経験から「ハードとソフトの両方をコントロールできないビジネスには手を出してはならない」と思い知らされたという。
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