ドラマ「蜜の味~A Taste Of Honey~」[全11話](お薦め度★★★)
脚本、大石静。演出、水田成英、小原一隆、西坂瑞城、宮木正悟。主題歌、aiko「ずっと」。音楽、横山克。プロデュース、長部聡介、清水一幸、渡辺恒也。制作、フジテレビ ドラマ制作センター。2011年10月クール、恋愛ドラマ。
出演、榮倉奈々(森本直子)、ARATA(池澤雅人・東和医科大学附属病院消化器外科医)、菅野美穂(原田彩・東和医科大学第1病理学教室病理専門医)、溝端淳平(則杉康志・直子の恋人)、木村文乃(頼陽華・直子の女友達)、森廉(滝ノ原幸一・滝ノ原の息子)、市川知宏(栗山和気・級友)、近藤公園(蓑屋進・級友)、升毅(滝ノ原健司・東和医科大学附属病院消化器外科教授)、佐野史郎(霧島正・東和医科大学病理学教室教授)、山崎樹範(細川裕司・雅人と彩の同期で親友)、阿南健治(森本洋介・直子の父で雅人の異母兄)、キムラ緑子(森本久子・直子の母)。
可も無く不可も無い物語でした。
タイトルからどれほどドロドロした話になるのか期待を膨らませていたのですが、榮倉奈々とARATAのコンビは華が無かったので、特別な盛り上がりはありませんでした。脚本はまとまっていたので収まるところに収まる結末になりました。そもそも榮倉奈々の起用は外したのではないでしょうか。医大生まではそれなりでしたが、医師になってからはほとんどリアリティは感じられず、カバーできる演技力も足りませんでした。
菅野美穂が演じたヒロインのライバルがそれなりの常識人だったので、関係者が全員救われます。彼女が踏みとどまったので物語が成立しました。彼女の助言が無かったら溝端淳平が演じた直子の恋人は暴走したまま破滅の道を転がっていったはずです。それにしても溝端淳平は鬼気迫るものがありました。ダークサイドに囚われてしまう危うい演技はお見事でした。
それにしても、ARATAが演じた医師は何故姪に惹かれたのでしょうか。この部分に説得力が無いがゆえに作品が膨らみませんでした。
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