2012冬の新ドラマはコメディ作品が良い感じで、小泉今日子の主演作が1位と2位を独占するかも!
2012年1月スタートの冬の新ドラマは次の11作品を鑑賞しています。一覧の並びは期待が高い順です。1月クールはコメディ作品に優れものが登場しています。
ドラマ名 | 放送局 | 開始日 | 放送時間 | 曜日 | お薦め度※ | |
① | 「贖罪」 | WOWOW | 1/8 | 22:00 | 日 | ★★★★★ |
② | 「最後から二番目の恋」 | フジテレビ系 | 1/12 | 22:00 | 木 | ★★★★ |
③ | 「妄想捜査~桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活」 | テレビ朝日系 | 1/22 | 23:15 | 日 | ★★★★ |
④ | 「ハングリー」 | フジテレビ系 | 1/10 | 22:00 | 火 | ★★★★ |
⑤ | 「ティーンコート」 | 日本テレビ系 | 1/10 | 23:58 | 火 | ★★★★ |
⑥ | 「13歳のハローワーク」 | テレビ朝日系 | 1/13 | 23:15 | 金 | ★★★ |
⑦ | 「運命の人」 | TBS系 | 1/15 | 21:00 | 日 | ★★★ |
⑧ | 「ラッキーセブン」 | フジテレビ系 | 1/16 | 21:00 | 月 | ★★★ |
⑨ | 「最高の人生の終り方~エンディングプランナー~」 | TBS系 | 1/12 | 21:00 | 木 | ★★★ |
⑩ | 「白戸修の事件簿」 | TBS系 | 1/27 | 0:20 | 金 | ★★ |
⑪ | 「家族八景 Nanase,Telepathy Girl's Ballad」 | TBS系 | 1/24 | 0:55 | 火 | ★ |
※は後日レビュー結果を記入。
前クールは観ることにしたドラマが多くなり過ぎたため、レビューするのに一苦労しました。そこで1月クールは最初から絞込みを行っています。世相を反映したためかコメディの比重が高く、良質なものが揃っています。
①「贖罪」はWOWOW制作で小泉今日子が主演です。明らかに通常のドラマと質感がワンランク上で、映画と同レベルです。緊張感がみなぎる至高のサスペンスが展開します。計算されつくした映像と脚本に圧倒されました。ラストの何ともいえない悲劇性に戦慄を覚えました。
②「最後から二番目の恋」も小泉今日子が中井貴一とダブル主演で登場しています。「贖罪」と一転してコミカルで軽快な演技で楽しませてくれます。彼女は女優として実力があることがこれら2作品で、理解できました。キョンキョン良いですね~!
③「妄想捜査~桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活」は掘り出しものです。テレビ朝日の深夜番組なのでほとんど期待していなかったのですが、斬新な(?)推理とコメディが融合して、予想できない結末が楽しめます。
④「ハングリー」はハートフルで楽しめます。ただし、主役・向井理がロッカーというキャラ設定に若干無理があるものの、シェフとしての成功物語は魅力があります。ヒロインの瀧本美織が可愛らしくて登場するたびに癒されます。
⑤「ティーンコート」は予想外の面白さです。米国で導入されている制度を日本に置き換えた作品です。小難しい話とばかり思っていましたが、事件を丁寧に紐解いてくれてわかりやすい物語です。主演の剛力彩芽が好演しています。人懐っこい笑顔に胸キュンです。
⑥「13歳のハローワーク」は村上龍の小中学生向け職業ガイドをドラマ化した意欲作です。職業ガイドをどのようにドラマにするのか興味がありました。SF仕立てのコメディはうまい作りです。主役の松岡昌宏が良い味を出しています。
⑦「運命の人」は松たか子が観たいので鑑賞しています。TBSが得意とする社会派ドラマだけにしっかりと作られています。1971年の沖縄返還協定の裏に存在した日米間の密約に絡むスキャンダルを舞台にいるだけに、逃げ場の無い重たさが漂ってきます。読日新聞の敏腕記者で政界のフィクサー的な役割をする大森南朋が演じる山部一雄のモデルは、プロ野球巨人の球団会長で読売新聞グループ本社の渡辺恒雄会長(85)で、本人がドラマに対して噛み付いているとのニュースが伝わったので俄然面白さが増してきました。
⑧「ラッキーセブン」はフジテレビの月9ドラマです。前クールで歴史的な視聴率を獲得したドラマ「家政婦のミタ」の主演・松嶋菜々子を脇役に起用しています。出演者が豪華で、脚本も練られておりテンポの良さが楽しめます。
⑨「最高の人生の終り方~エンディングプランナー~」の主演・山下智久が好演しています。警察御用達の葬儀屋という設定は異色です。AKBの前田敦子と榮倉奈々が良い演技をみせています。2人とも主役よりも脇役のほうが合っています。
⑩「白戸修の事件簿」も③と同様に掘り出しものです。全然期待していなかったのですが、割とストーリーがあって、ヘタレキャラの主人公が活かされています。
⑪「家族八景 Nanase,Telepathy Girl's Ballad」は、堤幸彦監督が参加しているので1月クールで一番期待していました。しかし、#3まで観ましたが、それほどのものは感じません。主役の木南晴夏がお気に入りなので最後まで観ようと思います。
続いて、鑑賞見送りドラマの寸評を述べます。
⑫「ストロベリーナイト」は竹内結子が主役なので放送前から気になっていました。しかし、2年前の単発ドラマのスタッフと同じと知って、最初から見送りました。
⑬「ステップファザー・ステップ」は上川隆也が主演のため、#1の最初数分だけ観ました。しかし、編集の仕方や演出に違和感を感じ、コメディとしてのトーンも馴染めそうに無いので止めました。
⑭「ダーティ・ママ!」は、子連れ狼を現代版に置き換えてコメディ化したようにしか感じられませんでした。永作博美と香里奈の組合せは合っているとは思えず、こちらも数分で止めました。
⑮「聖なる怪物たち」は、医療サスペンスなので期待していた作品の一つでしたが、冒頭の看護師・中谷美紀が主人公で医師役の岡田将生に対して、上から目線過ぎるセリフにリアリティが全く感じられず、即テレビを消しました。
⑯「恋愛ニート~忘れた恋のはじめ方」は、主演が仲間由紀恵なので観たいと思ったのですが、台詞があまりにも現実離れしていて、興醒めしました。これも直ぐに観るのを止めました。
⑰「逃亡者おりん2」は時代劇の続編になるので興味があったのですが、主人公の戦闘衣装が単なるレオタードでがっかりです。演出と脚本ともに全く合いません。
⑱「撮らないで下さい!!グラビアアイドル裏物語」は全くわかりません。ドキュメンタリー手法のドラマなのでしょうが、単にファンのエッチ心を刺激するだけで、ドラマとして成立しているとは思えません。
⑲「さばドル」は舞台設定が全く理解できません。生徒たちに邪険に扱われる女性教師が実は人気アイドルという役柄をAKB48の渡辺麻友がドラマ初主演するとのことですが、ファン以外でついて行けるレベルではありません。
⑳「デカ黒川鈴木」は、板尾創路と田辺誠一、田中圭が共演するので興味がありましたが、刑事ものなのに全くリアリティが無い、人物設定と台詞に降参しました。
(21)「理想の息子」は、脚本が野島伸司なので観続ければ面白くなるだろうと考えましたが、そもそもの舞台設定に拒絶反応が出てしまいました。
(22)「数学 ♥ 女子学園」は、さっぱりです。舞台設定に唖然としました。何もかも軽んじているようにしか感じません。
(23)「早海さんと呼ばれる日」の主役・松下奈緒に全然興味がわきません。作品は二の次で主演女優となると本当に苦手です。
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