ドラマ「専業主婦探偵~私はシャドウ」[全9話](お薦め度★★)
2011年10月クール、探偵ドラマ。
<スタッフ>
脚本、中園ミホ、ほか。
演出、金子文紀、山室大輔、渡瀬暁彦。
原作、粕谷紀子『私はシャドウ』(集英社文庫)
プロデュース、磯山晶。
製作著作、TBS。
<キャスト>
深田恭子(浅葱芹菜)、藤木直人(浅葱武文)、桐谷健太(陣内春樹)、古田新太(十島丈二)、芦名星(戸倉もと子)、日野陽仁(幸田文則)、長谷川朝晴(福寿幸太郎)、丸山智己(梶木圭吾)、植木夏十(徳丸秋子)、渡辺邦斗(松島洋輔)、吉田桂子(吉永久栄)、小山圭太(鶴田実)、遠藤憲一(新山晃)、石田ゆり子(新山千早)、小日向文世(藤元泰介)。
深田恭子の若妻役が可愛らしく、軽快なコメディと演出に好感がもてました。夫をストーカーするという「どんだけ夫が好きなの~」という奥さんは突き抜けて面白かったです。しかし、重要な舞台設定が嘘っぽくて残念な作品になりました。だいたい、いくら変装したとしても、職場の清掃員として入り込んだ妻を夫が見破れない訳がありません。くだらな過ぎます。にもかかわらず、企業買収という重たいテーマを扱おうという野心はいただけません。また、義理の父(小日向文世)が婿(藤木直人)の弱味を握っていましたが、婿からすれば全くの不可抗力で、単に嫁(深田恭子)が119番しなかっただけのことです。あまりに馬鹿馬鹿しい人間関係は度を越えていました。
少なくとも違和感を感じさせない舞台設定にしてもらえれば、コスプレ全開の深田恭子の可愛さで評価を上げていました。今一歩な作品でした。
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