映画『男はつらいよ 寅次郎頑張れ！』（お薦め度★★★★）

中村雅俊が存在感を示しています。
寅さんの映画なのに、彼が登場すると彼の作品に感じられるほどです。寅さんと中村雅俊がほど良くバランスが取れていました。大竹しのぶも良いですね。健気で初々しい見事な演技でした。
精神的処女のマドンナ・藤村志保がはまっていました。男性としてのよこしまな欲望を否定されてしまったら、辛いですよね。寅さんがなすすべも無く、桜からお金を借りて、柴又を去っていく姿に泣けました。

本作は過去に何度も観ています。良く出来た物語で、かなり気に入ってます。

番組紹介／解説（WOWOWオンラインから引用）
渥美清が主演した「男はつらいよ」シリーズの第20作。なんと《とらや》が爆発する大事故が！？ マドンナ女優は藤村志保で当時の若手スター、大竹しのぶ、中村雅俊共演。
後期の「男はつらいよ」は、寅次郎が自分以外の男性の恋のキューピッドになるパターンが増えたが、その原点となったのが本作（それまでにも他人に恋愛指南する場面は何度かあったが）。今回は、当時のTV「俺たちの旅」で人気だった中村雅俊扮する青年と、やはり映画「青春の門」第1・2作などで人気上昇中の初々しい新星だった大竹しのぶ扮する女性の恋を成就させようとしたが……。と同時に、美人女優として人気を博していた藤村が演じる、中村の姉に寅次郎が片思いするおなじみの展開も。ロケ地は長崎県平戸島。
制作年/制作国/内容時間    1977年/日本/96分
ジャンル コメディ

物語
テキヤの寅次郎が実家の柴又《とらや》に帰ると寅次郎の部屋には若い労働者、良介が下宿しており、当初不満に思った寅次郎もいつしか良介を気に入る。そんな良介は近所の食堂で働く同世代の女性、幸子に片思いし、寅次郎は勝手に恋愛指南役を買って出る。だが良介は幸子とのデートに失敗したと誤解し、ある事故が発生。寅次郎は故郷の平戸島に帰った良介を訪ねるが、良介の離婚歴がある姉、藤子に出会って一目惚れしてしまい……。

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