映画『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』(お薦め度★★★)
監督、中澤祥次郎。アクション監督、石垣広文。脚本、荒川稔久。原作、八手三郎、石ノ森章太郎。音楽、山下康介、渡辺宙明。特撮監督、佛田洋。2012年日本。特撮ヒーロー映画。
出演、小澤亮太(キャプテン・マーベラス/ゴーカイレッド)、山田裕貴(ジョー・ギブケン/ゴーカイレッド)、市道真央(ルカ・ミルフィ/ゴーカイイエロー)、清水一希(ドン・ドッゴイヤー/ゴーカイグリーン)、小池唯(アイム・ド・ファミーユ/ゴーカイピンク)、池田純矢(伊狩鎧/ゴーカイシルバー)、大葉健二(ギャバン/一条寺烈、バトルケニア/曙四郎、デンジブルー/青梅大五郎)。
息子がテレビ朝日の毎週日曜日朝7時半からの「海賊戦隊ゴーカイジャー」をえらく気に入っていて、その後に放映される「仮面ライダーフォーゼ」と同様に映画をせがまれ観に行きました。
映画化されてパワーアップした質感がありません。単にTVドラマを劇場で上映しただけという印象でした。宇宙刑事ギャバンは名前を知っているくらいで、リアルタイムに観たことはありませんでした。したがって、特にキャラクターに対する思い入れは無く、TVドラマの延長として高揚感の無いままの鑑賞となりました。
目まぐるしいアクションが連続するので、飽きることはないのですが、映画『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX』と比べて物語に深みが無く、上映時間も64分という短さで割とアッサリしていました。料金も大人1200円、子供800円でリーズナブルでした。
「海賊戦隊ゴーカイジャー」の次の番組「特命戦隊ゴーバスターズ」のキャラクターが劇中に登場してお得さはありました。
ところで、「海賊戦隊ゴーカイジャー」のお約束が理不尽です。ドラマの後半に敵と等身大で戦って優勢に持ち込みます。そこから敵が起死回生のために巨大化します。それに合わせてゴーカイジャーたちが豪獣ゴーカイオーを登場させて巨大化した敵を倒します。ようするに敵は2回負けて止めを指される流れです。昔からヒーローは一旦負けそうになってから、体制を立て直して逆転勝利するのが定番のはずだったのに、現代版ヒーローの磐石な勝ちパターンは違和感を覚えます。
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