ドラマ「3.11その日、石巻で何が起きたのか~6枚の壁新聞~」(お薦め度★★)
<スタッフ>
脚本:青柳祐美子
監督:近澤駿
企画原案:角川SSC新書「6枚の壁新聞」(角川マガジンズ刊)
テーマ曲:山下達郎「希望という名の光」(ワーナーミュージック・ジャパン)
プロデューサー:西川宏一(日テレ)、藤井裕也(AXON)、菊池淳夫(東映)
キャスティングプロデューサー:福岡康裕(東映)
総合プロデューサー:岩間玄(日テレ)
協力:東映東京撮影所
制作協力:ローリング
製作著作:日テレ
放送日時:2012年3月6日(火)21:00~
<キャスト>
石巻日新聞・課長 平井美智子 戸田恵子
・記者 水沼幸三 AKIRA
・記者 横井康彦 渡部豪太
・記者 秋山裕宏 袴田吉彦
・記者 外処健一 長嶋一茂
石巻日日新聞・部長 武内宏之 柄本 明
秋山の妻 秋山知絵 黒谷友香
水沼の母親 水沼のり子 多岐川裕美
水沼の父親 水沼健一 勝野洋
外処の父親 外処君男 市川左團次
平井の母親 平井静江 吉行和子
石巻日新聞・社長 近江弘一 中村雅俊
新聞が発行できず、手書きによる壁新聞で情報発信した地元新聞社の被災ドキュメンタリードラマとして、神戸新聞、河北新報と比べて一番過酷な物語です。人間ドラマとしての重さは相当なものがありました。
しかし、演出が旧過ぎます。何十年も前の作りです。日テレの24時間テレビのように感じられました。予想通り、エンディングの最後に24時間テレビとしての募金活動が紹介されていました。
日テレの最近の連続ドラマは斬新なものが登場していますが、単発のスペシャルドラマになると旧態然とした作品になってしまうようです。
冒頭シーンとエンドロール、テーマ曲が印象的だっただけに残念です。キャストで重要となる記者たちが本格的な俳優を起用していないこともあり、内容以上に線が細いドラマとなりました。
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