ドラマ「O-PARTS～オーパーツ～」（お薦め度★★）

脚本、黒岩勉。演出、今井和久、植田尚。プロデュース、成河広明、加藤達也、布施等（MMJ）、協力プロデュース、遠田孝一（MMJ）。制作協力、MMJ。制作著作、フジテレビ。4夜連続、2012年2月27日（月）～3月1日（木）午後11時～11時45分放送。SFドラマ。O-PARTSとは、out of place artifactsの略で、考古学上その成立や製造法などが不明であり、当時の文明の技術や知見では製造が困難であるか、あるいは不可能と考えられる、主に出土品を指す用語。

出演、丸山隆平／関ジャニ∞（柿沢雄一・就職浪人）、忽那汐里（宮前友紀・謎の美少女）、染谷将太（蟹江和馬）、川島潤哉（本郷清次・元中央工業大学・理工学部准教授）、伊藤歩（榊原明日香・専業主婦）、高梨臨（嵯峨しずか・サイエンス誌「フューチャー」の記者）、吹越満（牧村公人・内閣府付オーパーツ対策室室長）、吉田鋼太郎（九頭見一歩・首相補佐官で牧村の上司）。

かなり無茶苦茶な舞台設定です。つっこみ所満載でした。それ以上に台詞が状況に適さず、ありえない会話が目立ちました。小さな嘘が目立って作品の世界に入ることができませんでした。
キャストも失敗しています。丸山隆平は初ドラマ主演とのことですが、演技力が伴っていません。記者役の高梨臨も場違いでした。
フジテレビとして予算をかけたSF超大作だったようですが、脚本が低調なうえ演出が粗く痛い作品になってしまいました。