ドラマ「明日をあきらめない…がれきの中の新聞社~河北新報のいちばん長い日~」(お薦め度★★★)
原作、「河北新報のいちばん長い日」(河北新報社著 文藝春秋刊)。脚本、横幕智裕。監督、千葉隆弥。チーフプロデューサー、福田裕昭、岡部紳二。プロデューサー、鈴木亨知、浅野太、齋藤智礼。制作、テレビ東京。制作協力、ダイナマイト レボリューション カンパニー。プロダクション協力、スタジオブルー。2012年3月4日放送。東日本大震災から1年、ドラマ特別企画。
ナビゲーター、池上彰。出演【取材部門】渡部篤郎(武田真一・編集局報道部長)、西岡徳馬(太田巌・編集局長)、田中要次(鹿又久孝・編集局報道部次長)、長谷川朝晴(武田俊郎・報道部記者)、小池栄子(丹野綾子・報道部記者)、戸次重幸(渡辺龍・志津川支局記者)、中原丈雄(一力雅彦・社長)、小木茂光(原谷守・編集局整理部長)、鶴見辰吾(菊池道治・気仙沼総局長)、伊藤正之(佐藤純・総務広報部長)【販売部門】宇梶剛士(荒浩一・営業本部販売部長)、渡辺いっけい(阿部喜英・女川販売所長)、金山一彦(中島英一・深沼販売所長)、斉藤由貴(深沼販売所長夫人)、小柳心(中島一清・中島家長男)、佐野和真(中島大夢・中島家次男)、水野真典(中島慶・中島家三男)、北村燦來(中島二千華・中島家長女)。
東日本大震災発生からの地元紙の奮闘がわかりました。
ドラマは取材部門と販売部門の2つで構成されれています。
取材部門編は当時の映像を挟んで震災の恐ろしさが蘇りました。自らも被災した記者たちの苦悩や使命感がストレートに伝わってきました。販売部門は中島家を通して、震災の悲劇が描かれています。
一連の物語として残念だったのは取材部門と販売部門が連携していないところでした。女川販売所長の登場は説明不足のため唐突に感じられます。深沼販売所長に関しては河北新報としてどのように扱ったのか不明でした。編集局報道部長と営業本部販売部長の交流も描かれておらず、勿体無さを感じました。
2年前のドラマ「阪神・淡路大震災から15年 神戸新聞の7日間~命と向き合った被災記者たちの闘い~」を思い出させました。新聞に関わる人々の紙面を発行しようとする熱意に本当に頭が下がります。
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