ドラマ「白戸修の事件簿」［全10話］（お薦め度★★）

TBS、2012年1月27日スタート。ミステリー＆コメディドラマ。

＜スタッフ＞
脚本：渡辺 啓、穴吹一朗
チーフプロデューサー：杉山剛（ソニー・ミュージックエンタテインメント）
プロデューサー：新井順子（ドリマックス・テレビジョン）、佐藤敦司（ドリマックス・テレビジョン）
演出：鈴木浩介、松田礼人、阿南昭宏、福田亮介
特別協力：ソニー・ミュージックエンタテインメント
制作協力：ドリマックス・テレビジョン
製作・著作：TBS

＜キャスト＞
白戸修（しらと おさむ）：千葉雄大
黒崎仁志（くろさき ひとし）：本郷奏多
赤川莉央（あかがわ りお）：中村静香
ナレーション：立木文彦

－ゲスト－
1・2 話「ツール＆ストール」
山野井大介：寺島 進
山霧純子：田野アサミ
猪田甲治：諏訪太朗
桑田政志：大西武志
3・4 話「ウォールアート」
七倉 豊：永井 大
清水 洋：佐野和真
須藤清吾：並樹史朗
轟 郁美：木下隆行（TKO）
5・6 話「タップ」
諸刃冴子：小島 聖
川田吾一：志賀廣太郎
柳沢由美：高部あい
7・8 話「ショップリフター」
深田重子：岸本加世子
岩崎大輔：遠藤 要
向山剛史：松尾 諭
岡村博美：麻美ゆま
9・10 話「セイフティゾーン」
芹沢哲生（杉田孝三）：石黒 賢
黒崎武志：甲本雅裕
乾 晴彦：おかやまはじめ
緑川雄介：伊藤正之
森本浩二：木本武宏（TKO）

＜ドラマ紹介＞
「謎は7割方、解けました！犯人は…多分、あなたです！！」
白戸修が厄介な事件に巻き込まれる笑いあり、涙あり、ときどきHな妄想ありのミステリ・コメディ！

就職浪人2年目の白戸修（千葉雄大）は、超お人好しで気弱な性格。女の子からもまるで空気のように存在をスルーされてしまう、『モテナイ系男子』。
ところが、幼馴染・黒崎仁志（本郷奏多）との再会をきっかけに、彼の人生は激変！なぜか「事件」からモテるようになり、次から次へと厄介な出来事に巻き込まれてゆく。
本音を言えば、“事件解決”より“自分の就活”を優先させたい白戸修だが、一度引き受けた事件を放っておくこともできず…！？
そんな愛すべきヘタレ・白戸修が挑む「事件」は、『殺人』『銀行強盗』『ストーカー』『盗聴』『集団万引』『落書き』…などなど。
白戸修を事件に巻き込む張本人（相棒）も毎回異なるうえ、彼ら自身が“ウラの顔”を持っているため、ストーリーから目が離せない！！
数々の事件を経て、少しずつ成長を遂げてゆく（！？）主人公と、そんな彼のお人良しな性格に影響を受ける周囲の人々の姿にも注目。
原作は、「小説推理新人賞」を受賞した大倉崇裕氏の秀作で、子供にはわかりやすく、大人には飽きさせない本格的なミステリー。
他人に振り回されながらも、誰かのために事件解決へと奔走する白戸修の姿は、見る人の心を優しくし“誰かのために頑張るのも悪くないかも”と思わせてくれるはず。
そしてそれはいつの間にか「白戸修、がんばれ！！」と心の中でメッセージを送ることになるのかもしれない。
出演は、いま最も注目を集める若手俳優、千葉雄大＆本郷奏多。
フレッシュな2人が初タッグを組み、金曜の深夜を盛り上げる！！
男の欲望をコミカルに描いた「妄想劇場」をスパイスに、笑って泣いて、ちょっと心が優しくなるミステリ・コメディ。
フライデードラマNEO『白戸修の事件簿』に、どうぞご期待ください！

前半は順調な出足だでした。#4までは楽しめました。
しかし、後半に事件が凶悪になるにしたがって、ヘタレキャラの主人公には受けきれなくなりました。最終回は痛すぎて観ているのが辛いものがありました。

同クールの同じような妄想がキーとなったミステリー＆コメディドラマ「妄想捜査～桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活」は、主人公に合わせた事件が展開したので充実しましたが、本作は構成で大失敗しました。Hな妄想がマンネリのごとく登場する愛すべきキャラクターだったのに惜しい気がします。

最終回の最後は、どうしようもない結末で自ら止めを刺しました。巻取りも失敗です。キャラクターも観客も納得できません。