映画『テルマエ・ロマエ』(お薦め度★★★)
監督、武内英樹。脚本、武藤将吾。原作、ヤマザキマリ『テルマエ・ロマエ』。2012年日本。漫画実写映画。出演、阿部寛(ルシウス・古代ローマ帝国の浴場設計技師)、上戸彩(山越真実・漫画家志望)、市村正親(ハドリアヌス・第14代ローマ皇帝)、北村一輝(ケイオニウス・次期皇帝候補)、宍戸開(アントニヌス・ハドリアヌスの側近)、勝矢(マルクス・ルシウスの友人)、竹内力(館野・ヤーサン)、笹野高史(山越修造・真実の父)、キムラ緑子(山越由美・真実の母)。「テルマエ・ロマエ」は、ラテン語で「ローマの浴場」の意味。
観終えて温泉に行きたくなります(笑)。
原作の漫画は「マンガ大賞2010」「手塚治虫文化賞短編賞」をダブル受賞していて、2012年1月にはテレビアニメ化されたこともあり、映画も大ヒットしているので観に行きました。ちなみに漫画もテレビアニメも観ていません。
阿部寛の彫刻のような裸体が素晴らしく見惚れました。濃い顔もまさに古代ローマ人のようです。実写映画としての価値がありました。
タイムスリップと風呂という組合せの物語を上手にコメディとしてまとめていたと思います。しかし、それほど捻りの効いたアイデアはなく、SF考証は皆無でした。大ヒットするほどの作品ではなかったように感じました。
それにしてもイタリア人は懐が深いです。ある意味でアニメ「ヘタリア」のように本作も国民性を痛烈に風刺しているので、イタリア人にとって嫌悪感はないのでしょうか。日本人がこのような作品を他国の人に作成されると侮辱したと感じて、外交問題に発展させるかもしれないと妄想しました。
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受信: 2012.05.13 22:26
» 映画「テルマエ・ロマエ」感想 [タナウツネット雑記ブログ]
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「テルマエ・ロマエ」★★★★
阿部寛、上戸 彩、北村一輝、
竹内力、宍戸開、笹野高史、市村正親出演
武内英樹監督、
108分、2012年4月28日公開
2011,日本,東宝
(原題/原作:テルマエ・ロマエ )
人気ブログランキングへ">>→ ★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知りたい←
「公開3週連続首位、興行収入50億が見えて来た
大ヒットコメディをやっと見た。
基本的... [続きを読む]
受信: 2012.05.26 19:52
» テルマエ・ロマエ(2012-058) [単館系]
テルマエ・ロマエ MOVIXさいたま
ヤマザキマリさんの同名コミックの実写映画化
調べてみると212-1/12~フジテレビ系列でアニメも放送され
4/13にはBlu-rayとDVDの発売もされたそうです。
ヤマザキマリ...... [続きを読む]
受信: 2012.05.27 21:55
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最近暑くてシャワーばっかり。たまにはゆっくり温泉にでもつかりたいですね。そんなわけでテルマエ・ロマエの記事です。 [続きを読む]
受信: 2012.08.29 23:40
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12-43.テルマエ・ロマエ■配給:東宝■製作国・年:2012年、日本■上映時間:108分■観賞日:5月27日、シネクイント(渋谷)
□監督:武内英樹□原作:ヤマザキマリ◆阿部寛(ルシウス)◆北村一輝(ケイオニウス)◆上戸彩(山越真実)◆宍戸開(アントニヌス)◆市村正...... [続きを読む]
受信: 2012.10.22 23:20
» テルマエ・ロマエ [いやいやえん]
古代ローマの大浴場と日本の銭湯を繋げるというアイデアが秀逸。漫画原作ですが、原作は読んでいません。
ローマ人役として日本の中でも濃い顔の役者を集めた発想も笑えます。阿部寛、市村正親、北村一輝、宍戸開、見事に濃い。濃ゆい!またアホらしい設定を、大まじめにやっているのも可笑しい。
銭湯での文化ギャップに勘違い&驚く阿部さん演じるルシウスのエピソードがいい。しかも、それを彼なりに表現してみたテルマエでもそれなりにちゃんと辻褄が合っているところが、余計に可笑しくて楽しい。
古代ローマの町並みは... [続きを読む]
受信: 2012.11.10 11:01
» テルマエ・ロマエ [銀幕大帝α]
12年/日本/108分/ファンタジー・コメディ/劇場公開(2012/04/28)
−監督−
武内英樹
−製作−
亀山千広
−原作−
ヤマザキマリ
−テーマ曲−
ラッセル・ワトソン『誰も寝てはならぬ』
−出演−
*阿部寛『ステキな金縛り』・・・ルシウス
*上戸彩『あずみ2 Death or L...... [続きを読む]
受信: 2012.11.11 02:02
コメント
そうですね~でも原作のヤマザキマリさんの夫はイタリア人で、しかも歴史学者ですので、イタリア人のうるさい観客も納得するのでは?
ヤマザキさんも16歳から単身イタリアで過ごされていますし・・・。
漫画、おもしろいですよ!!
ヤマザキマリファン
投稿: みみ | 2012.05.13 21:11
>みみさん、コメントありがとうございます。
ご主人は歴史学者なので、歴史考証は問題ないのですね。
例えば、イタリア人の顔の堀が深くない役者が、
逆の設定で日本の天上人を演じたとすると、
日本人はバカにされたと感じてしまう気が
しました。
イタリア人は度量が大きいと感じるので、
日本人は物語のモデルにしてしまうのかもしれません。
投稿: erabu | 2012.05.14 22:51