ドラマ「クローバー」[全12話](お薦め度★★★★)
<番組データ>
テレビ東京、2012年4月13日(金)スタート。深夜0時12分放送。不良学園ドラマ。
<スタッフ>
原作:平川哲弘『クローバー』(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)
監督:入江悠
脚本:村上直美、山岡潤平
音楽:岩崎太整
チーフプロデューサー:岡部紳二 (テレビ東京)
プロデューサー:中川順平 (テレビ東京)、森川真行 (ファインエンターテイメント)、石塚清和 (ファインエンターテイメント)
制作:テレビ東京/ファインエンターテイメント
製作著作:「クローバー」製作委員会
<キャスト>
賀来賢人
三浦貴大
有村架純
鈴之助
青柳翔(劇団EXILE)
<作品紹介>
不良漫画や映画のヒットが続く中、あの人気コミック「クローバー」がついにドラマ化!
監督は映画「SRサイタマノラッパー」で、今大注目されている俊英・入江悠!
破天荒だが友情に厚い奴・美咲隼斗。
クレバーで冷めた孤高の少年・奈良友基。
無口で不器用だけど気は優しい・花山健次。
幼なじみ3人組の彼らはハヤトのケンカの強さから、さまざまなトラブルに巻き込まれる。
そこに絡む謎の美少女・秋山ユイ、バイクショップの先輩・赤井一太
彼らはケンカをしながらも助け合い、困難を乗り越えていく!!キーワードは友情。
喧嘩をしたいわけじゃない、ただ納得がいかないことには逃げずに立ち向かう。
自分から仕掛けることはない、でも売られた喧嘩は買うだけだ。
そして友達のためなら必死になれる…ケンカに恋に… 笑えて泣けて
不良×友情=エキサイトストーリー!!
かなりレベルの高い作品でした。
暴力シーンの演出は抜群で、爽快感がありました。流石に注目されている監督だけのことはあります。不良の主人公をイケメンの賀来賢人なので最初は不安視していたのですが、彼なりのキャラクターで堂々と演じてくれました。愛すべきヒーローが生まれました。彼と3人組となる三浦貴大と鈴之助も良いキャスティングでした。バイクショップの先輩となる青柳翔はドラマ「ろくでなしBLUES」で知っており、不良役は手馴れているので安心して観れました。ヒロインの有村架純が良いですね。美少女として抜群の存在感がありました。メガネを掛けているときは真面目な女子高生、メガネを外して化粧をしているときは遊び人という2面性を上手に演じ分けていました。
ところで、非常に残念だったのが#10から3話続いて最終回を向けえる「六鬼會」のエピソードは観たくありませんでした。#9までの軽快な喧嘩ドラマを一気に凄絶なバイオレンスにしており、子供には見せられない作品になってしまいました。そのため評価を★1つ下げざるおえなくなりました。「六鬼會」を率いる京谷と御堂が凶悪過ぎです。喧嘩の世界ではなく犯罪を描いています。さらに続編を予感させるラストは、バイオレンス度が進化する雰囲気でしたが、これ以上に凶悪化する物語にすべきではないでしょう。少なくとも家族で楽しめないTVドラマにはすべきではないと思います。映画ならば納得できますが。
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