ドラマ「ラブレイン」は6年振り復帰のユン=ソクホ監督作品だから観るぞ
7月25日から毎日15時52分放送開始したドラマ「ラブレイン」を観ています。「春のワルツ」「夏の香り」「秋の童話」「冬のソナタ」の「四季シリーズ」で韓流旋風を巻き起こしたユン=ソクホ監督の6年振りとなる作品だからです。
主人公のチャン=グンソクとヒロイン・少女時代のユナは、日本で話題性があるものの俺的には興味ありません。チャン=グンソクは日本で大人気のようですが、これまで人気が出た韓国スターと比べてオーラは感じません。ただ、サントリーのソウルマッコリCMで広末涼子に似たキレイな顔立ちなので日本で人気が出たのだと思いました。
さて、ドラマですが#4まで鑑賞しました。日本語字幕を表示してくれているので、副音声の韓国語で鑑賞しています。ユン=ソクホ監督らしい美しい映像で編集が優れていて安心して観れます。恋しい人への台詞も過去の「四季シリーズ」を彷彿させます。ドラマの世界観は悪くありません。ただし、エピソードが過去の作品と比べて緩く深みがありません。それにしても昼間の放送ということでフジテレビが変なタイミングでCMを挿入していて、観ずらい作品にしています。
#5から佳境に入るようです。ユン=ソクホ監督の世界観に入り込め(ハマレ)ば、それなりに評価できるドラマと思います。いまのところ「春のワルツ」並ではと予想しています。
ところで本国では視聴率は惨敗だったようです。中央日報日本語版から記事を引用します。
チャン・グンソクとユナ、「ラブレイン」屈辱的な視聴率で寂しく退場
2012年05月30日10時54分「ラブレイン」に出演した少女時代のユナ(左)とチャン・グンソク。 ユン・ソクホ監督の時代が「ラブレイン」放映終了とともに暮れた。
29日に放映された「ラブレイン」最終回は視聴率5.9%(AGBニールセンメディアリサーチ調べ)を記録しわびしく退場した。初回視聴率は5.8%。20話にわたる放送で視聴率はわずか0.1%の上昇にとどまった。最低視聴率は4.4%まで落ち込み、20回平均視聴率は5.3%にとどまった。開始から終了まで視聴者を引き込むのに失敗したわけだ。
「ラブレイン」は“韓流マエストロ”のユン・ソクホ監督の6年ぶりの復帰作として期待を集めた。シンドローム的人気を呼んだ「秋の童話」(2000年)と「冬のソナタ」(2002年)を思い出させ、もうひとつの「韓流ドラマ」の成功を確信した。だがふたを開けてみると失望感が大きかった。
「冬のソナタ」から10年という歳月が流れたが、ユン・ソクホの愛の方程式は少しも変わらなかった。「代を継いだ運命的な愛、交錯した愛と別れ」という話の軸は陳腐だった。「アナログの愛の方法」と包装したが、感性が合わない旧式にすぎなかった。背景が過去から現代に変わっても「鳥肌が立つ」という指摘を受けたせりふは相変わらずだった。韓流スターのチャン・グンソクとユナの出演が面目を失うほど、平面的キャラクターは魅力が落ちた。ドラマの不振の中でチャン・グンソクもペ・ヨンジュンになるのに失敗した。過去最高輸出価格の90億ウォンで日本に販売されたのが慰めだ。監督と俳優の名前に頼ったものにすぎず、ドラマ公開後には夢も見られない価格という指摘だ。
ドラマ制作会社関係者は、「ユン・ソクホ監督の6年ぶりのカムバックだけに、『冬のソナタ』を超える作品を作らなければならないという負担があったようだ。撮影現場での雰囲気は悪くなかった。先販売成績が良く、損はしなかったという安堵感があった。監督も視聴率よりは流行に乗らない作品を作ったということに意味を置いているようだ」と明らかにした。
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