ドラマ「家族、貸します~ファミリー・コンプレックス~」(お薦め度★★★★)
<番組データ>
日本テレビ、金曜ロードSHOW!特別ドラマ企画。2012年7月27日 21:00~22:54放送。
<スタッフ>
脚本、鴻上尚史
演出、久保田充
プロデューサー、次屋尚 ほか
制作協力、ケイファクトリー
製作著作、日本テレビ
<キャスト>
玉木宏(山室修司)
田中麗奈(小橋紅子)
吹石一恵(澤香織)
染谷将太(戸崎正太)
安藤サクラ(はづき)
竹中直人(戸崎龍之介)
<ドラマ紹介>
玉木宏、田中麗奈、吹石一恵、竹中直人ら、これまで日本テレビのドラマにはあまり登場しなかったキャストを迎え、さらに、あの劇作家・鴻上尚史が書き下ろす完全オリジナルドラマ。笑って泣けて心に響く、ちょっと変わったホームドラマの登場です!
「金曜ロードSHOW!」で放送される特別ドラマ企画第1弾。主演は玉木宏。お受験の面談での親代わりや冠婚葬祭、PTAの代理出席まで必要に応じて家族をレンタルする会社『ファミリー・ロマンス』を舞台に巻き起こるさまざまな家族模様を描いた異色ホームドラマだ。家族を一時的にレンタルする会社『ファミリー・ロマンス』の社長、山室修司(玉木宏)は会社面接にきた小橋紅子(田中麗奈)を従業員として仮採用する。しかも自分の“エンディングノート”を撮りたいという余命半年の依頼人、戸崎龍之介(竹中直人)の娘役に抜擢。いつもクールな修司の右腕、澤香織(吹石一恵)から「これは人助けの仕事なのよ」と勇気づけられ龍之介の家に向かう紅子だが…。
なかなか素敵なドラマでした。
金曜ロードSHOW!で放映されるだけのことはあります。
重いテーマを扱う割には、シリアスにならず軽やかで爽やかさを残しました。そして大いに泣かされます。日テレドラマの枠を一歩広げた意欲作になりました。この新たな方向性が活かされると日テレドラマが進歩する可能性があります。
脚本、演出ともに冴えていました。主役・玉木宏の大人の立ち振る舞いに感心しました。答えがあってないような仕事で的確な判断をする役を好演していました。ヒロインの田中麗奈も良かったです。余命いくばくも無い依頼人に対して難しい立ち位置ながら、ひたむきに真摯に向き合う演技はお見事でした。
是非とも連続ドラマ化して欲しい作品です。家族が解体される現代をやさしく切り出して欲しいと思います。
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