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2012.08.27

【ネタバレ注意、追記あり】映画『プロメテウス』(お薦め度★★★)

監督・製作、リドリー=スコット。脚本・製作総指揮、ジョン=スペイツ。脚本、デイモン=リンデロフ。製作総指揮、マイケル=コスティガン。撮影監督、ダリウス=ウォルスキー,ASC。プロダクション・デザイナー、アーサー=マックス。編集、ピエトロ=スカリア,A.C.E。音楽、マルク=ストライテンフェルド。VFXスーパーバイザー、リチャード=スタマーズ。衣装デザイン、ジャンティ=イェーツ。2012年米。PG-12。SFホラー映画。
出演、ノオミ=ラパス(エリザベス=ショウ)、マイケル=ファスベンダー(デヴィッド)、シャーリーズ=セロン(メレディス=ヴィッカーズ)、イドリス=エルバ(ヤネック)、ガイ=ピアース(ピーター=ウェイランド)、ローガン=マーシャル=グリーン(チャーリー=ホロウェイ)、ショーン=ハリス(ファイフィールド)、レイフ=スポール(ミルバーン)、イーモン=エリオット(チャンス)、ベネディクト=ウォン(ラヴェル)、ケイト=ディッキー(フォード)。

率直に言って、観なければよかったです。
次の宣伝文にのせられてしまいました。

人類は どこから 来たのか。

人類最大の謎、それは《人類の起源》

SFホラーの傑作「エイリアン」が築き上げた恐怖の世界観を生みの親であるリドリー=スコット監督が閉ざしてしまいました。金字塔を打ち立てた作品を自ら収束させる必要があったのでしょうか。

未知の惑星を探査するには、あまりにも慎重さが足りません。2時間枠に収めるために物語をどんどん進行させます。テンポが良いといえますが、安全サイドに行動しない集団行動では、観客に大した恐怖感が生まれません。結局、リドリー=スコット監督は「エイリアン ビギニング」を描きたかっただけです。宣伝文の内容はありません。大作なので映像は見栄えしますが、ラストに向かうほど予想以上の陳腐さになりました。登場人物の描き方も浅く、必然性の無い展開はがっかりです。

「エイリアン」シリーズに止めを刺された残念な印象しか残りません(泣)。鑑賞途中で他の夏休み映画にすればと後悔しました。

【追記:2012/8/29】
8月11日発売されていた雑誌「TVブロス」に、リドリー=スコット監督のインタビュー記事があり、鑑賞後に読みました。ネタバレしてますね~!鑑賞前に読まなくて正解でした。
要約すると次の通りです。

・監督にとって30年振りのSF映画。
・設定は映画『エイリアン』の30年前が舞台。
・『エイリアン』には言及されていない謎があり、シリーズ3作で触れられていない。
・『4』まではいいが、『エイリアンVSプレデター』は金儲けのためにつくられた。このままでは絞り取られて抜け殻になる。再び息を吹き込むために製作した。
・ロボットのデヴィッドがクルーのチャーリーに異物を飲ませたのは、いたずら心からで、『エイリアン』のロボット・アッシュの目的とは違う。
・当時考えていた『エイリアン』のラストは、リプリーをエイリアンが連れ去ってしまうというものだった。

デヴィッドの行動は“笑撃”でした。やっぱり設定が薄いですね。

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