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2012.09.23

ドラマ「黒の女教師」[全10話](お薦め度★★)

<番組データ>
TBS、2012年7月20日スタート。毎週金曜日22時放送。学園サスペンスドラマ。

<スタッフ>
原案・脚本:山下友弘 (連ドラシナリオ大賞)
脚本:大林利江子、吉澤智子、池田奈津子
音楽:出羽良彰
音楽プロデュース:志田博英
主題歌:UVERworld 『 THE OVER 』/ ソニー・ミュージックレコーズ
演出:岡本伸吾、石井康晴、川嶋龍太郎
プロデュース:伊與田英徳
製作著作:TBS

<キャスト>
高倉夕子…榮倉奈々
戸田トシオ…松村北斗
望月亮平…千葉雄大
下村明日香…大野いと
杉本順平…西井幸人
松本栞…土屋太鳳
安田俊介…山﨑賢人
山岸リオ…竹富聖花
佐伯江衣花…広瀬アリス
栗原啓太…太賀
野間 薫…杉咲花
三島恭子…藤原令子
立花聡…上遠野太洸
梅原優…中条あやみ
青柳遥…木村文乃
落内福子…トリンドル玲奈
野口警察官…駿河太郎
堀田副校長…光石研
内田すみれ…市川実日子
芹沢校長…南 果歩
藤井彩…小林聡美

<イントロダクション>
TBS 7月の金曜ドラマ 『 黒の女教師 』 で、榮倉奈々が初のダークヒロインに挑戦する。
榮倉が演じるのは都立高校で進路指導を担当する生物教師・夕子。昼間は抜群の指導力を発揮する普通の先生だが、実は学校内に蔓延る様々な教育的難問を解決するスーパー教師。
しかしそのやり方は “目には目を”。問題解決のためには法を破ることも厭わず、助けを求めてくる者には法外な金銭を要求する。
夕子と共に難問解決するのは市川実日子演じる古典教師・すみれと小林聡美演じる美術教師・彩。性格も趣味も異なる3人だが彩を中心になぜか意気投合し、問題を解決するという “課外授業” を行っている。
3人は 「 昼間は教師としてまじめに働いているんだから、問題を解決するという “課外授業” のためにはきっちり時間外手当を貰って何が悪い 」 と悪びれることなく思っているのだ。
そして、この3人の存在を知り生徒を第一に考えたいという理想ゆえに彼女たちを憎悪することになる新人現国教師・遥を木村文乃が演じる。
榮倉演じる夕子が勤務する都立国文館高校の芹沢校長役に南果歩、堀田教頭役に光石研と演技派の2人が脇を固める。そして舞台となる3年D組の生徒役には次世代を担う若い役者たちが揃った。謎の多い転校生・戸田トシオ役にジャニーズ Jr. の松村北斗、クラスのボス的な存在の望月亮平役に千葉雄大、仲良し女子グループのひとりで恋愛体質の女子高生・下村明日香役に大野いと、その他、西井幸人、土屋太鳳、山崎賢人、竹富聖花、広瀬アリス、太賀、杉咲花、藤原令子、上遠野太洸、中条あやみら総勢30人がいまどきの高校生を演じる。さらに、不思議な役どころの設定で駿河太郎の出演も決定している。

夕子 (榮倉奈々)、すみれ (市川実日子)、彩 (小林聡美)の3人からなる “黒の女教師” は一見するとそれぞれ普通の先生だが、実は学校内に蔓延する様々な教育的難問を解決する教師たちだが…。問題解決のためには法を破ることも厭わず、助けを求めてくる者には法外な金銭を要求する。イジメや不純異性行為、大麻や脱法ハーブ問題など、高校生を取り巻く環境は大人が考えているほど清らかではない。正論だけでは解決できない問題が次々と起こっているのだ。3D の生徒たちも例外ではなく毎回様々な問題が勃発する。そんな問題を “お金” と引き換えに解決する3人の女教師たち。これまでの常識では解決できない問題を毒を以って毒を制する方法で解いていく彼女たちと奔放に生きる生徒たちを通して人間の本質に迫っていく。
悪に悪で対抗するダークヒロインたちの活躍をお楽しみに。
なお、この作品は TBS が毎年行っている 「 連ドラシナリオ大賞 」 の第1回において佳作となった山下友弘氏の作品をドラマ化したもので、山下氏は本作品でも脚本を担当する。

最終回で木っ端微塵となりました。
「愚か者!」という時代錯誤の決め台詞とともに繰り出す回し蹴りは気に入っていたのですが、物語の根幹である“学園必殺仕事人”の背景がほとんど理解できませんでした。致命的です。
結局、主人公が抱える事件は調査中だったということなのでした。普通事件が起こり、真相がわかって、その問題解決のためにダークサイドの住人になって活躍するというのが王道だと思います。本ドラマは、事件が起こって真相解決できず、贖罪と感じて“黒の女教師”となった主人公たちが、何でもかんでもお金で解決を図るようになったという理解しがたい安直さがあります。お金を取らなければならないという理由も不明に終りました。

物語の構成力不足と脚本の弱さが後半に入るほど露呈して、伏線も辻褄も合わなくなって特に生徒間の人間関係が壊れてしまいました。

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