ドラマ「走馬灯株式会社」[全10話]（お薦め度★★★）

＜番組データ＞
TBSテレビ、2012年7月16日スタート。毎週月曜日深夜24時20分放送。ホラードラマ。

＜スタッフ＞
演出：三木康一郎（『トリハダ』ほか）、宮下健作（『ブラッディ・マンデイ』ほか）、筧昌也（『ロス・タイム・ライフ』ほか）
原作：『走馬灯株式会社』菅原敬太（双葉社 漫画アクション 連載中）
脚本：猪原健太、橋本博行
チーフプロデューサー：杉山 剛 （ソニー・ミュージックエンタテインメント）、十二竜也、加藤 新
プロデューサー：槙 哲也、河野美里 （ホリプロ）
アソシエイトプロデューサー：杉浦美奈子
特別協力：ソニー・ミュージックエンタテインメント
制作協力：ホリプロ
製作著作：TBS テレビ

＜キャスト＞
神沼（走馬灯株式会社の謎の女性）：香椎由宇
Disc1 ゲスト
関 隆弘：窪田正孝
立花結子：梶原ひかり
宮本圭介：千代将太
関 広子：横山めぐみ

Disc2 ゲスト
堤 友樹：柏原収史
堤 梨穂：松本莉緒
中田サヤカ：手島 優

Disc3 ゲスト
多岐川理央：岩佐真悠子
小泉隼人：石田卓也
沼田しのぶ：藤井美菜
多岐川竜兵：音尾琢真
女将：りりィ

Disc4 ゲスト
妹尾 舞：岡本 玲
影山六郎：佐戸井けん太
里美：岸明日香
妹尾雅彦：辻本一樹

Disc5 ゲスト
柳井研二：山中 聡
柳井 恵：馬渕英俚可
沖島夏子：宮田早苗
沖島昭造：渡辺 哲

Disc6 ゲスト
雪村静香：佐藤江梨子
風間美沙子：佐藤仁美
土井和孝：小村裕次郎

Disc7 ゲスト
今泉安彦：平田 満
今泉照美：山下容莉枝
今泉 明：菊田大輔
今泉奈々：岡野真也
今泉純子：國光真央

Disc8 ゲスト
笠木修道：堀部圭亮
長澤比佐志：郭 智博
笠木陽子：濱田万葉

Disc9 ゲスト
杉浦克巳：橋本さとし
野々村玲子：能世あんな
峯田耕平：田中要次
杉浦由美：菊池麻衣子

Disc10 ゲスト
黒瀬由香：芦名 星

＜イントロダクション＞
TBSでは、この夏7月16日（月・祝）よりドラマNEO『走馬灯株式会社』（毎週月曜深夜0：20スタート）を放送する。香椎由宇がミステリアスなヒロインを演じるサイコスリラードラマで、1話完結のオムニバス形式で描く。
走馬灯現象とは、人間が死に際に見るといわれる、一生の記憶のリピート現象を形容する表現のことをいうが、このドラマの舞台となる「走馬灯株式会社」は、自分の人生を記録した映像がDVDで観られる不思議な場所。
ふとしたときに「走馬灯株式会社」に迷い込んだ者（各話のゲスト主役）は、案内人の神沼（香椎由宇）から「あなたの人生、心ゆくまでかえりみてください」との言葉と共にDVDを手渡される。
「自分が知りえなかった衝撃の事実」や「心の奥底にしまい込んだはずの秘密」を観ることによって、どん底に突き落とされるような衝撃の真実と向き合うことになるかもしれない───。
全てを観終えたとき、人は一体何を思うのか？
主演は、香椎由宇。「走馬灯株式会社」にいる謎の女性で物語の水先案内人となる神沼を演じる。香椎は民放連続ドラマ初主演、そして産後女優復帰作となる。

前半から後半にかけて物語のインパクトは下がったものの、全体として一定のレベルを保った一話完結のドラマでした。

特に#1が印象的でした。ホラーならではの不条理さがあり、走馬灯から連想される死を意識させる展開はスリリングでした。

最終回は続編を目指して、過去の主要エピソードをダイジェストで振り返り、思わせぶりな伏線を用意しました。水先案内人の神沼という人物と株式会社という法人という設定にいきなり焦点を当てていますが、もともと舞台設定に興味はなかったので辻褄を合わせようとする姿勢に意外性を感じました。次があれば効果的ですが、このクールだけで終わると単なるおかしなエピソードで終わってしまいます。個人的には特に続編を期待したいドラマではありませんが、低迷するTBSドラマとしては筋は良かったと思います。

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