10/28放送の「TBS若手ディレクターと石橋の土曜の3回」#3に大泣きした
若手ディレクターの企画をチェックする異色のTBS番組ですが、予想以上に面白い番組です。以前当ブログで紹介した秋の深夜番組16本に入っています。
10/28の#3に大泣きしました。深夜2:18スタートなので録画して観ました。再放送は無いと思いますので、番組内容をご紹介します(録画を消去した後なので不正確な部分があると思いますが、ご容赦ください)。
①4年目のディレクターが100万円を貯めて、自分の企画番組の原資とする。
②“身近な人に100万円で喜ばせる企画”を募集して150件の応募があり、面談を実施した。
③28歳のまだ売れていない芸人のアイデアを採用する。
→アイデアは、母の誕生日に地上に「ありがとう」のバラで文字を作って、上空から見せて喜ばせる。
④芸人とディレクターが、花屋を回って100万円で実現できるか検討する。
→1万本くらい必要なことがわかる。
⑤花屋を回って、生花市場で安く購入できることがわかる。しかし、素人は買うことができない。
→ある花屋の主が情にほだされて協力してくれることになる。
⑥花屋の主が競りで8千本を確保してくれる。
→代金は60万円で芸人が支払う。
⑦バラの文字を描くのは、芸人が卒業した中学校で16時間借りれる。
⑧中学校にバラが搬入され、トラックから芸人とディレクターが降ろす。
→8000本を校庭に降ろすのに1時間経過。
⑨飾り方は、バラの花を切って、葉と枝を敷き詰めて切った花を挿すという作業。
→トゲが指に刺さって、バラの花を切り落とすのが大変。全部を切り落とすのに徹夜で作業が続く。
⑩日が明けたころから、文字の作成に取り掛かり芸人とディレクターが作業を続ける。
→相変わらず、トゲに苦しむ様子と寒さで作業がはかどらない。
⑪ヘリコプターを飛ばす時間が決まっていて、残り2時間でディレクターだけヘリポートへ行く。
→元々の企画は、芸人と母親がヘリコプターで上空からバラ文字を見せるものだった。
⑫芸人が一人、黙々と作業を続ける。
→時間的に間に合わない。
⑬芸人の親戚や花屋の主も手伝い、さらに母校の中学生も作業に参加してくれる。
→すでにヘリコプターは飛び立っている。
⑭ヘリコプターが来るぎりぎりのところで芸人はバラ文字を完成させる。
⑮芸人の母とディレクターが上空からバラ文字と側に立って手を振る芸人を確認する。
⑯夕暮れの校庭に、母親が息子(芸人)と向き合って、芸人が感謝の言葉を伝える。
深夜帯の番組とは思えない感動巨編でした。⑨以降は滂沱の涙でした。若手のディレクターが自腹を切った100万円で番組がスタートするというチープ感と、とんねるず・石橋貴明のいつもの軽いトークで始まった普通感とラストの深さとのギャップもあり、予想以上の感動を受けたのかもしれませんが、本当に素晴らしい企画番組でした。
若手ディレクターの男気でこれだけの幸福を感じられる番組が出きるとは驚きです。テレビはまだまだ捨てたもんじゃありません。
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