ドラマ「ヒトリシズカ」[全6話](お薦め度★★★)
やるせなさを感じました。
主人公の伊東静加は同一人物であるものの、各話ごとに善と悪の個性が登場します。中学生から30代と幅広い年代ながら、見た目の変化がなく人物像の連続性を維持しているため、最終的にファンタジーとして捉えるべきでしょう。
夏帆が犯罪者という汚れ役をどう演じるのか興味がありました。難しい人物設定ながら彼女の演技力で無難に乗り切っていました。逆説的に言うと彼女でなかったら成り立たなかった作品だと思います。非常に評価しずらい作品です。
<番組データ>
WOWOW、2012年10月21日スタート。クライムサスペンスドラマ。
<スタッフ>
原作:誉田哲也「ヒトリシズカ」(双葉文庫)
監督:平山秀幸
脚本:青島 武
音楽:安川午朗
<キャスト>
夏帆:伊東静加
小林里乃:伊東静加(少女時代)
門脇麦:佐川真琴/南原澪
内田愛:南原澪(少女時代)
高橋一生:木崎新吾(国分寺署地域課)
村上淳:大村和己(国分寺署地域課)
新井浩文:山崎潤哉(生活安全課防犯係)
長塚圭史:青木久則(私立探偵)
松重豊:鮎川五郎(警視庁捜査四課)
温水洋一:矢部充(西麻布署刑事課)
池田成志:南原義男(天洲会麻布代表)
黒沢あすか:伊東深雪(静加の母)
二階堂智:藤岡巧(刑事組織犯罪対策課主任)
緑魔子:浜西タツ(春菜荘の大家)
岸部一徳:伊東孝俊(生活安全課長)
<イントロダクション>(WOWOWオンラインから引用)
5つの殺人事件の背後に見え隠れする、ひとりの少女の幻影…。警察を翻弄する彼女の正体、そして目的は一体何なのか? 謎が謎を呼ぶ傑作警察ミステリーを、連続ドラマ化!「ヒトリシズカ」は「ストロベリーナイト」や「ジウ」を世に送り出し、警察小説作家としても人気を博す誉田哲也が2008年に書き上げ、そのスリリングな展開と巧みな構成で話題を巻き起こした連作警察小説だ。
次々に発生する5つの殺人事件。事件を解決するべく捜査を進める警察だが、それぞれの事件の奥には、共通するひとつの深い闇があった。そして、その闇の中に見えてくるひとりの少女の姿。翻弄される警察は真実にたどり着けるのか…?<あらすじ>
住宅街のアパートで、男が、押し入ってきた別の男に射殺される事件が発生する。現場近くに勤務 する巡査部長の木崎が銃声を聞いて駆けつけると、先輩の大村がすでに現場に入っていた。聞き込みや鑑識の結果から容疑者が絞られていくが、木崎は事件の裏にある何かを感じていた。やがて、事件への関与が疑われるあるひとりの少女の影が浮かび上がってくる…。
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