Kindle本『キンドルで本を売る。―キンドル・ダイレクト・パブリッシングを通じた個人出版のアドバイス』
著者:小林啓倫(こばやし=あきひと)
販売:Amazon Services International, Inc.
発行日:?(不明です。Kindle仕様かもしれませんが、痛い欠点です。著者が奥付で配慮すべきですね。)
昨晩「Kindleストア の ヒット商品」ページで1位で150円だったので、Androidタブレット(TF101)から購入して、Kindle Paperwhite 3Gで読みました。有料Kindle本は初です。約30分くらいで読み終えました。頁数からするとこの値段でのコストパフォーマンスは微妙です。ブックオフなどで古本が100円で購入できることを考えると明らかに内容が足りません。ホットな話題で誰もが知りたいコンテンツを短期間で新刊として売り切るためと著者と読者が割り切れれば存在価値はあると思います。
著者の自著で同じくKindle本『3Dプリンタの社会的影響を考える』を出版した経験談が書かれ、Kindle本を個人出版する際のアドバイスが書かれています。今月11月15日から販売されたとのことでブログ並みの速さの内容で驚きました。
先駆者としての心意気と苦労がわかります。ロイヤリティが35%で例えば300円の価格を設定した場合、収入は105円とのことです。また、売上を日本円で使えるようにするには、米国の源泉徴収を回避するための申請手続きや、数千円にかかる手数料について当事者ならではの注意事項が書かれています。
個人出版の敷居が非常に低くなったと感じます。ブログなどいままで無料で提供されていたコンテンツがキンドル・ダイレクト・パブリッシング(KDP)で有料化することができそうです。当ブログとしても今後の研究課題にしたいと思います。
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