映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(お薦め度★★★)
熱狂しか残りませんでした。
これまでの伏線を回収するどころか、ますます混迷の謎を提供するので、冒頭から理解不能に陥りました。過去の作品と比べて人類補完計画を一歩進めた新境地を描いていますが、抽象的過ぎてついていけません。アニメの技術や表現力は最高峰だと実感できるものの、宇宙戦艦ヤマトを連想する設定が用意され混乱しました。これが庵野秀明が作り出した世界観の限界なのでしょうか。新劇場版シリーズは残す4作目で結局あいまいなまま終わってしまうと感じました。
それにしても疲れました。観終わって家に帰って昼寝をしてしまいました。今回はアニメ好きの娘と娘の友人の3人で鑑賞しましたが、彼女たちは「考えるのではなく、感じる作品」と割り切って楽しんだようです。
公開2日目で若い男子が中心で超満員でした。第1作から第2作と非常に盛り上がりましたが、起承転結の転となる第3作の本作は俺の中でブレーキがかかりました。
<スタッフ>
原作・脚本:庵野秀明
主・キャラクターデザイン:貞本義行
主・メカニックデザイン:山下いくと
総作画監督:本田雄
作画監督:林明美、井上俊之
特技監督:増尾昭一
副監督:中山勝一、小松田大全
総演出:鈴木清崇(タツノコプロ)
色彩設定:菊地和子(Wish)
美術監督:加藤浩(ととにゃん)
CGI監督:鬼塚大輔、小林浩康
撮影監督:福士享(T2スタジオ)
編集:李英美
テーマソング:宇多田ヒカル(EMIミュージックジャパン)
音楽:鷺巣詩郎
制作:スタジオカラー
共同配給:ティ・ジョイ、カラー
宣伝:カラー
製作:カラー
監督:摩砂雪、前田真宏、鶴巻和哉
総監督:庵野秀明
<キャスト>
碇シンジ:緒方恵美
アヤナミレイ:林原めぐみ
式波・アスカ・ラングレー:宮村優子
真希波・マリ・イラストリアス:坂本真綾
渚カヲル:石田彰
碇ゲンドウ:立木文彦
冬月コウゾウ:清川元夢
葛城ミサト:三石琴乃
赤木リツコ:山口由里子
碇ユイ
<作品紹介>
2012年日本。SFアニメ映画。
2007年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』、2009年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』に続く第3作目。
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