単行本『ソーシャルシフト―これからの企業にとって一番大切なこと』
著者:斉藤徹(さいとう=とおる) 、株式会社ループス・コミュニケーションズ代表取締役社長
発行:日本経済新聞出版社
発行日:2011年11月11日
Facebook創設者・マーク=ザッカーバーグに興味があったので、昨年公開された映画『ソーシャル・ネットワーク』を映画館で観ていますし、単行本『フェイスブック 若き天才の野望』も読んでいます。
しかし、いまだにソーシャルメディアのFacebookやTwitterなどは使っていません。そのためソーシャルメディアが企業に及ぼす影響について少しも考えたこともありませんでした。昨年発行された本書を読んだことによって、ソーシャルメディアの誘発によってビジネスにもパラダイムシフトが押し寄せていることが理解できました。本の帯に「ビジネスパーソンに必読の書」と宣伝文が書かれていますが、その通りと感じました。企業に様々に組み込まれて機能していることを豊富な事例をもって紹介され、読み応えがあります。
企業活動の最終形が訪れているのかもしれません。ある意味で宗教に近いとも言えます。良いか悪いか好き嫌いかという問題ではなく、ソーシャルメディアによる個人の可視化や透明性は時代の要請であり、本書の予測通り劇的変化が企業にも加速されることは間違いないでしょう。
しかしながら、ソーシャルメディアを使いたくはありません。FacebookやTwitterについては自分に取ってメリットが高いのか本書を読んでも判断できませんでした。そもそも個人的に利用できていないツールを企業との結び付きのために優先して使いたいとは全く思いません。また、広く企業とつながりたいという欲求は皆無です。ソーシャルメディアについては、今後も動向を静観したいと思います。
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