ドラマ「24 -TWENTY FOUR- <シーズンⅢ>」[全24話](お薦め度★★★★★)
映画を超えた驚異のドラマです。
長時間ドラマ鑑賞に対して躊躇されている方にも間違いなくお薦めできます。
大人気シリーズでありながら、このシーズンⅢでは過去に構築してきたドラマ資産を革新すべく、非情とも思える破壊的な物語性でこれでもかと上書きします。究極の選択が、待った無しで怒涛の如く襲いかかります。このドラマ手法は過去に経験したことがありません。ビックリしました。
過去2つのシーズンと比較して脚本にほころびが目立つようになりました。エピソードを盛り沢山にしたためか、物語の階層が若干薄くなった印象を受けますが、潤沢な製作費による圧巻の演出で脚本の弱点を吹き飛ばしました。やっぱりアメリカにはかないません。降参です。
それにしても生物兵器によるテロがこれほど恐ろしいものなのかドラマとはいえ肝を冷やしました。絶体絶命です。これが現実世界で起こらないことを祈るだけです。世界的に米国が過剰とも思えるほどテロ対策を徹底する意図がわかった気がします。
前シーズンⅡがあまりに完璧な物語だったので、ドラマから受けた衝撃を冷ますために間隔が空いてしまいました。シーズンⅢの3話を観終えたところから視聴が途切れ途切れになりましたが、ドラマの全貌が分かり始めるとドンドン観なければならなくなりました(笑)。最近では早朝に2話ずつ鑑賞するスケジュールを立てて実行していますが、最終話が待てずに今朝一気に4話連続ガン観ています。今後も引き続きこのペースを守って行きたいと思います。
<スタッフ>
監督:ジョン=カサー、ブライアン=スパイサー、レデリック=K=ケラー
プロデューサー:ジョン=カサー、ノーマン=S=パウエル
音楽:ショーン=キャラリー
脚本:ジョエル=サーノウ、マイケル=ロセフ、ロバート=コクラン<キャスト>
小山力也:ジャック=バウアー
園崎未恵:キンバリー=バウアー
福田信昭:デイビッド=パーマー
渡辺美佐:ニーナ=マイヤーズ
小宮和枝:シェリー=パーマー
土田大:トニー=アルメイダ
湯屋敦子:ミシェル=デスラー
神奈延年:チェイス=エドモンズ
古澤徹:ウェイン=パーマー<番組紹介/解説>(WOWOWオンラインから引用)
主演男優K・サザーランドの代表作である「24~」から、第3シーズンをお届けする。
10月からWOWOWが日本初放送している話題の海外ドラマ「TOUCH/タッチ」。その主演男優サザーランドが、主人公である“24時間戦い続ける男”ジャック・バウアー役を熱演。日本で海外ドラマ・ブームが興隆するきっかけになったノンストップ・リアルタイム・アクション・ドラマ「24~」。9月より毎月、第1シーズンから1シーズンずつ放送中だが、11月は第3シーズンを放送(本国では全米FOXネットワークで2003~04年に放送)。今シーズンはある日の午後1時から24時間続く物語。感染した者を24時間以内に死に至らしめる殺人ウイルスを持つ一味が、米国で逮捕された中南米の麻薬王ラモン(J・D・アルメイダ)を釈放するよう要求してくる。捜査に臨むジャックだが、ラモン逮捕のための潜入捜査以来、ドラッグ依存症におちいっていて……。目に見えないウイルスの恐怖と戦う、多彩な登場人物の死闘が本作らしくスリリングに展開。<ストーリー>
ある日の午後1時、LA。3年前に核爆弾テロなどの国家的危機を回避したCTU(テロ対策ユニット)LA支局のジャックだが、麻薬王ラモンを逮捕しようと中南米のサラザール一族に潜入した任務以来、人知れずドラッグ依存症に苦しんでいた。一方、感染した者を24時間以内に死に至らしめるウイルスに感染した遺体が見つかり、遺体を運んだ一味はラモンを6時間以内に釈放しなければウイルスをばらまくと米国を脅迫。ジャックも捜査に加わるが、ジャックの依存を唯一知る部下のチェイス(J・B・デイル)は、実はジャックの娘キム(E・カスバート)と交際していた。同じ頃ホワイトハウスでは大統領選での再選を目指すパーマーの周囲で異変が?
※初回放送時の情報を掲載しております。
【関連記事】
2012.10.01 非常に出遅れましたが、ドラマ「24 -TWENTY FOUR- <シーズンI>」にハマリそうです
2012.10.18 ドラマ「24 -TWENTY FOUR- <シーズンI>」[全24話](お薦め度★★★★★)
2012.11.24 ドラマ「24 -TWENTY FOUR- <シーズンⅡ>」[全24話](お薦め度★★★★★)
| 固定リンク
コメント