フジテレビのバラエティ番組「予告編ビギンズ」が秀逸だった【追記あり】
【追記:2013/1/31】
「予告編ビヨンド」は2月13日(水)26時22分~放送予定です。
1月30日発売のTVブロスの番組表で確認しました。絶対に見逃せませんね!
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1月3日(木)深夜1:45~3:45にフジテレビで放送されたバラエティ番組「予告編ビギンズ」は企画審査をする優れたプログラムでした。
同種の番組として昨年からスタートしたTBSの「TBS若手ディレクターと石橋の土曜の3回」やWOWOWの「大人番組リーグ」があります。昨今のテレビ局の製作費予算削減に伴う苦肉の策と思われる企画審査自体をバラエティ番組としてコンテンツ提供する新しい流れが生まれています。フジテレビも負けじと参戦した模様ですが、真打登場の貫禄がありました。
予告編の出来が良ければ本編を製作できるという逆転の発想が良いですね。1981年頃にオンエアされていた「若さゆえ~♪」というフレーズの曲を使った映画の予告編のようなアサヒビールCMが見事だったので、本編を是非観たいと感じていたのを思い出しました。
<番組概要>
・本編が出来ていない作品の予告編を8組の30代若手映像作家が製作。
・予算70万円、製作期間1ヶ月間。
・第一回目のテーマ「ホラー&サスペンス」。
・100人の観客が審査。
・本編が観たいと評価された一作品のみ、“本編化権”と賞金(制作費)500万円。
・2013年2月に「予告編ビヨンド」で完成作品を公開。
<キャスト&審査員>
MC:生野陽子アナ、立本信吾アナ
ゲスト審査員:劇団ひとり、アンジャッシュ、大久保佳代子、鈴木浩介、SUPER☆GiRLS
他一般審査員
<監督&予告編> ※作品後の丸付き数字は俺の観たかったベスト3
1)福田洋平監督「すばらしい世界」
2)藤澤裕和監督「漂流ヒッキー」
3)鈴木淳評監督「BLOOD型」③
4)佐古陽平監督「厄束」②
5)山本清史監督「スクール・オブ・ザ・デッド」
6)細井尊人監督「代理脚本家」①
7)和田泰弘監督「洗い流して」
8)大久保拓郎監督&多田卓也監督「黒い劇」
<“本編化権”獲得した予告編>
佐古陽平監督「厄束」
8作品全てのレベルが高く、特に「代理脚本家」のアイデアは絶品でした。いままでに観たことがない内容で、ゲスト審査員の評価も高かったのですが、「厄束(やくそく)」の低予算で作られたとは到底思えない洗練されたVFSと主演女優の魅力が支持を集めたようです。俺としてもベスト3の中の2番目なので文句ありません。来月2月に公開される本編が非常に楽しみです。
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コメント
予告編ビヨンドの放送予定ありがとうございます!
フジのビギンズの紹介ページに放送予定が追記されるかと小まめにチェックしていたのですが未だにのらず、ビヨンドや厄束で検索しても出てこず、危うく見逃すところでした。
投稿: | 2013.02.09 06:57
お役に立てて何よりです。
「厄束」見逃せませんよね!
お互い録画を成功させましょう。
投稿: erabu | 2013.02.09 13:20