2013年2月24日「情熱大陸」で放送された高校教師・真鍋公士の授業に感動した
番組が始まってからすぐに泣けてきました。途中から涙が止まりませんでした。映画『ブタがいた教室』と同じように、家畜を育てて屠殺(とさつ)し、食べるという実践教育を真鍋公士先生が福岡県立久留米筑水高等学校で行っている様子を「情熱大陸」が放送しています。
命の大切さを教えるという尊いテーマながら、重苦しいトーンにならず真摯に紹介してくれた番組に敬意を表します。教師の思いだけでなく、育てる楽しみと屠殺する痛み、食べる喜びを一人の女生徒から追体験させる視点も見事でした。真鍋公士先生の明るく優しい人柄も十分に伝わってきました。 「生きる」を深く考えさせてくれる秀逸な番組です。
毎日放送「情報大陸」オフィシャルサイトから引用します。
真鍋公士 高校教師
ニワトリを飼育し、解体し、そして食べる。「命の教育」を続ける高校の教育現場に密着
残酷な「いじめ問題」や子供たちの自殺が後を絶たない日本の教育現場。そんな中で命のかけがえのなさを考えるための“命の教育"を10年以上も続けているのが福岡県久留米市の高校教諭・真鍋公士だ。
真鍋の授業は、専門高校の食品流通科1年生を対象に、一人一羽ずつ卵からニワトリを飼育し、成長させたあとと畜、解体し、そして食べるという内容。小さな命を育み、いただくまでの過程で、その重さやかけがえのなさを生徒たちに感じ取って貰うというものだ。
番組では、真鍋が40人の生徒に受精卵を手渡す「授業の始まり」から、飼育し食べるまでの3か月を追った。ニワトリの最後を知りながら、その成長とともに愛情を深めていく生徒たち。そして彼らを真摯に見つめる真鍋。時に「子どもたちにこんな嫌な思いをさせなくてもいいのではないか…」と葛藤しながらも、生徒の強さを信じ、対話をくり返すデリケートな“命の教育現場”をカメラが追った。プロフィール 真鍋公士
1961年福岡県生まれ。福岡県立久留米筑水高等学校 食品流通科教諭。農家に生まれ、農業高校、農業大学を経て教師の道へ。卵からニワトリを育て解体して食べる「命の教育」を続けて11年。400人以上の生徒に「命の尊さ」を伝えてきた。教壇に立ち30年。一見強面だが取材ディレクター曰く「とてもチャーミングな九州男児」で、誕生日には卒業生がケーキを持って祝いに駆けつける程の人気者。休日の過ごし方は、息子と畑仕事をするという51歳。
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