ドラマ「ミエリーノ柏木」[全12話](お薦め度★★★★)
予想外に面白い作品でした。肩の抜け具合が何とも言えません。
「カップルを別れさせること」を裏家業とするカフェという舞台が浮世離れしていて、捉えどころがありません。登場人物は本名という設定も視聴者に対して本格的なドラマではないとの印象を与え、居心地が妙に定まらない距離感を醸し出しました。
柏木由紀はこのカフェの従業員で、特殊能力を持っています。SFテイストを盛り込んだ恋愛サスペンスといった趣で、彼女はなかなかの演技力を発揮していました。
特段アピールパイントが無いものの、全体的にバランス感が絶妙で印象に残る作品となりました。ただし、ゲストキャストにおいて冨永愛を別々の登場人物で2度も登場させたのは、やってはいけないことだったと思います。
AKB48小嶋陽菜のドラマ「メグたんって魔法つかえるの?」が夏・秋の2クール放映され、次の冬クールでAKB48柏木由紀が登場しました。秋元康の企画力はドラマにおいて相変わらず冴えています。
以下、番組公式サイトから引用します。
<番組データ>
テレビ東京、2013年1月11日から毎週金曜24時52分放送。探偵ドラマ。<スタッフ>
企画・原作:秋元康
脚本・監督:タカハタ秀太
プロデューサー:大和健太郎、合田知弘、木下俊
アソシエイトプロデューサー:熊谷隆宏
ラインプロデューサー:須永裕之
アシスタントプロデューサー:日暮奈々美、矢吹健一、灘村満理
制作:テレビ東京/いまじん
制作:「ミエリーノ柏木」製作委員会<キャスト>
柏木:柏木由紀/AKB48
佐野:佐野史郎
今野:今野浩喜/キングオブコメディ<イントロダクション>
AKB48柏木由紀が恋愛問題の解決に挑む!?
主人公・柏木(柏木由紀)は相手に触れると、その相手の恋愛にまつわる近未来が見えてしまうという特殊能力を持っている。しかし恋愛音痴の柏木は、せっかく見えたそのシーンが幸せなのか、不幸を意味するのかさえよくわからないのであった。
佐野(佐野史郎)がマスター、今野(今野浩喜)と柏木が従業員をつとめるカフェには、じつに複雑な事情を抱えたカップルたちがやってくる。彼らとの交流を通して、柏木は男女のさまざまな恋愛模様を目の当たりにしていくのだが…。
果たして柏木は「恋愛とは何か」を掴むことができるのか?
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