20年契約していたWOWOWを2013年6月で解約する

WOWOWカスタマーセンターに連絡して6月末での解約を告げました。
1993年からずっと継続して視聴してきた愛すべき放送局です。
エンターテインメントの素晴らしさを本当に教えてもらいました。

解約の理由は、dstick当選によりテレビでdビデオが視聴できる環境になったためです。
もちろんコンテンツ量はWOWOWが圧倒的ですが、スポーツ観戦や音楽ライブはほとんど必要としていないので、映画・ドラマ、アニメとの比較になります。映画はもともと映画館鑑賞派なので、ドラマやアニメの充実度で考えました。やはりドラマやアニメは第1話から観る必然からオンデマンドでの提供となるdビデオに軍配が上がりました。もちろんWOWOWもメンバーズオンデマンドを提供していますが、あくまでテレビ放送を補完する位置付けでタブレットやスマホ向けのため画質が粗いので劣ります。

また、家計のコストダウンに貢献します。dビデオは月額500円で、WOWOW月額2415円の三分の一です。この差は歴然としています。

通信と放送の融合と叫ばれて相当の年月が経ちましたが、まさか放送局にキャリア（ドコモ）がコンテンツで肩を並べるとは思いませんでした。

WOWOWとの別れを記念して、出会いについて記述した文章を掲載します（この文章は途中になったままです）。

■何故ミランなのか<その1>
   サッカー観戦するようになったきっかけは、やはり1993年にJリーグがスタートしたためです。それまではＴＶで、日本テレビの「高校サッカー」やテレビ東京の「三菱ダイヤモンドサッカー」をたまたま偶然チャンネルを切替したときに見る程度で、しかも興味が続かないときはさらに別の番組に切替えるといった見かたしかしていませんでした。実際に競技場で観戦したのもＪリーグのお陰です。仕事で招待券をもらう機会が結構あったので、93年と翌94年は何回か神宮の国立競技場に足を運びました。
   この年の4月にＢＳ放送WOWOWに加入して、セリエＡも見ることになります。元々はセリエＡを見るために入った訳ではなく、当時米国でアニメ「シンプソンズ」が大ヒットし、WOWOWでは入会販促のためにスクランブルをかけずに放映していました。ファミリーアニメということで日本版「サザエさん」や「ちびまる子」のようなものと表面的に紹介されていたことと、一見したところダサイ珍?キャラクターに馴染めず、たいしたものではないだろうとの先入観から、当初はなめていました。ところが、素晴らしい作品であることがすぐに理解できはまってしまいます。これがきっかけでWOWOWに入会し、映画や他の番組を見るようになるのですが、なぜこの放送局がイタリヤのサッカーを放映しているのかは理解できずにいました。この頃は、サッカーが世界規模の商業スポーツであるという知識がない頃だったためです。しかし、「シンプソンズ」を含め良質なコンテンツを放映しているので、その延長で安心感があり、この放送局が選んだのであれば質が高いのだろうとの認識で見始めました。
   一目見て衝撃が走りました。違うのです。自分がこれまで知っているサッカーとは異次元のもので、まるで足でするバスケットボールのような感覚にとらわれました。Jリーグのようにパスがとぎれずに、きちんと味方同志で連携する様はゲームとしての面白さを十分に堪能させてくれました。いままでサッカーだと思っていたものとは別ものであることを実感したのです。特にその思いを強くしたのは、雨の中でのゲームでした。日本人のサッカーでは少しの雨でもボールコントロールが鈍くなり、足元の悪さにすぐ影響を受けます。これが当たり前だと考えていたのですが、セリエＡでは大降りでグランドに水溜まりが出来るほどの雨でない限り、選手に影響がでません。足腰などの基礎体力レベルが格段に違うのでしょう。ＴＶ観戦では雨が降っているのか天候状況がわかりにくく、選手のアップで、途中から雨模様に気付くことがあり、あまりの体力の違いに驚かされました。日本のサッカーがこのレベルに今世紀中に追いつけるのでしょうか。<続く>(2001/3/15）