映画『男はつらいよ 寅次郎春の夢』(お薦め度★★★)
これまでの寅さんシリーズの中で一番面白くありません。
“米国人寅さん”という取ってつけた設定で、わざわざビタミン剤を日本で行商する意図が不明でした。
シリーズも10年目を迎えて曲がり角に来た印象です。
寅さんが歳を取って恋愛の第一線から退いたように感じます。マドンナ(香川京子)との色恋話が希薄で全体的にひきつけるものがありません。
作品としての仕上がりは悪くないのですが、記憶に残らない物語です。過去に観ていると思うのですが、思い出すシーンが皆無に近かったです。
以下、WOWOWオンラインから引用です。
<番組紹介/解説>
渥美清が主演した「男はつらいよ」シリーズ第24作。ついに“米国版寅さん”(!)が柴又に出現し……。シリーズ初の米国ロケもファンは要注目。マドンナ女優は香川京子。ついに米国ロケ(アリゾナ州)が実現し(ただし寅さん役の渥美はロケに参加せず)、しかも“米国版寅さん”を思わせる登場人物、マイケルが登場。シリーズの新境地のような、お楽しみの必見編だ。マイケルに扮したのは「おかしな二人」「ザ・ヤクザ」などのハリウッド映画に出演してきたH・エデルマン。マドンナ役は日本を代表する名女優で、米国滞在の経験がある香川京子。当時アイドルだった林寛子と母娘役に。原案・脚本は、邦画は「太陽を盗んだ男」にも参加したL・シュレイダー。和歌山県や京都府でもロケ。
※初回放送時の情報を掲載しております。
製作年/製作国/内容時間 1979年/日本/105分
ジャンル コメディ<内容/物語>
柴又の《とらや》の面々は帝釈天の御前様に頼まれ、お金が無くて宿が見つからない米国人セールスマン、マイケルを居候させてやることに。そこへ帰ってきた《とらや》の甥のテキ屋、寅次郎は米国人嫌いで、最初はマイケルを気に入らないが、一目惚れした未亡人、圭子が先立ってマイケルと知りあっており、彼とも仲良くするように。さて、日本での仕事がはかどらないマイケルだが、いつしか寅次郎の妹さくらに好意を抱くように……?<出演>
役名:役者名
車寅次郎:渥美清
さくら:倍賞千恵子
マイケル=ジョーダン:ハーブ=エデルマン
高井圭子:香川京子
高井めぐみ:林寛子
博:前田吟
御前様:笠智衆<スタッフ>
監督:山田洋次
原案:山田洋次、レナード=シュレイダー
脚本:山田洋次、朝間義隆、栗山富夫、レナード=シュレイダー
撮影:高羽哲夫
音楽:山本直純
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