映画『怪盗グルーのミニオン危機一髪<2D/日本語吹替版>』(お薦め度★★★)
前作『怪盗グルーの月泥棒 3D』(2010)は観ていませんが、ミニオンのキャラクターデザインが娘のお気に入りなので、秋の3連休(9/14~16)の先行上映に合わせて初日朝8:30から鑑賞しました。
場面展開が矢継ぎ早で前半はキャラクターを理解するのに少し戸惑いを覚えました。アイデアが濃密です。笑いも随所に仕込まれていて流石と思わせました。メキシカンや韓流テイストを盛り込んで演出の冴えは素晴らしく、世界をマーケットにしている作品だということが実感できます。
クライマックスからの終盤の追い込みは絶賛に値します。笑えました。
しかし、ガッカリさせられたのは、主人公グルーの声が笑福亭鶴瓶だったことで、登場第一声からプロの声優と比較できないほどの実力の無さが伝わります。絶えず彼の顔が連想されてしまう不釣合いな声は絶望的でした。
他の登場人物について、芦田愛菜、中島美嘉、中井貴一であることをエンドロールで知ったときは驚きました。劇中全く本人と感じさせることは無く、素晴らしい仕事をしていました。特に中島美嘉が絶品です。声優の才能は本物ではないでしょうか。こんな驚きは『ハウルの動く城』の木村拓哉以来の衝撃でした。
<作品情報>
劇場公開日:2013年9月21日
上映時間:98分
製作年:2013年
製作国:アメリカ
配給:東宝東和<スタッフ>
監督:クリス=ルノー、ピエール=コフィン
脚本:シンコ=ポール、ケン=ダウリオ<キャスト>
グルー:笑福亭鶴瓶
アグネス:芦田愛菜
ルーシー:中島美嘉
エル・マッチョ:中井貴一
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