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2013.11.20

映画『小川の辺』(お薦め度★★★)

ラストのクライマックスシーンでは泣けます。
ただし、最初から終盤が予想される展開で平板でした。
主人公にとって、親友で妹の夫を切らなければならないという立場に追い込まれたにも関わらず、義理の弟とのこれまでの交流シーンが僅かで、二人の関係性が希薄に描かれました。
バカ殿の命を受け、一番犠牲が少ない選択をするのは物語として織り込み済みです。しかし、そもそもバカ殿の命令が間違っているのであり、それに対してあがらう姿勢が無いことが人としてどうなのかと感じてしまい、主人公に共感できません。
時代劇の定石を定石通りに映画化した印象です。

以下、WOWOWオンラインから引用します。

<番組紹介/解説>
「山桜」に続き東山紀之主演、篠原哲雄監督のコンビで藤沢周平の同名小説を映画化。妹の夫でもある親友を斬るという藩命を受けた下級武士が、任務と感情の狭間で苦悩する。
没後も高い人気を誇り、映像化も絶えない時代小説の大家・藤沢周平の同名短編を映画化。「山桜」の篠原哲雄監督と主演・東山紀之のコンビが、菊地凛子、勝地涼、片岡愛之助ら豪華共演陣を迎えて、再び藤沢文学の映像化に挑んだ。藤沢作品の多くで舞台となる架空の藩・海坂藩と、江戸の外れとなる行徳の宿場町を舞台に、義弟でもある親友と、場合によっては嫁いだ妹すら斬らねばならない立場に立たされた主人公の葛藤が綴られる。
※初回放送時の情報を掲載しております。
製作年/製作国/内容時間    2011年/日本/103分
ジャンル    ドラマ/歴史劇/時代劇/西部劇

<内容/物語>
剣の達人でもある海坂藩の下級武士・戌井朔之助に、藩政を批判して脱藩した元藩士・佐久間を討てとの命が下される。佐久間は朔之助の親友であり、妹・田鶴(たづ)の夫でもあった。さらに朔之助が気がかりなのは、気が強く、剣の心得もある田鶴が兄が相手といえど必ずや手向かうであろうことだった。場合によっては田鶴をも斬らねばならぬと覚悟を決めた朔之助は、幼い頃から田鶴にひそかな思いを抱く奉公人の新蔵とともに旅立つ。

<出演>
役名:役者名
戌井朔之助:東山紀之
佐久間森衛:片岡愛之助
田鶴:菊地凛子
新蔵:勝地涼
幾久:尾野真千子
戌井忠左衛門:藤竜也

<スタッフ>
監督:篠原哲雄
製作:川城和実、遠藤茂行ほか
脚本:長谷川康夫、飯田健三郎
撮影:柴主高秀
音楽:武部聡志

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