ドラマ「悪女について」(お薦め度★★)
沢尻エリカの過去から現代にかけてのコスプレが観れます。
船越英一郎がなかなかの好演をしているだけで、他は見所がありません。女性実業家の半生を描いていますが、全くリアリティがありません。若い頃から晩年までが年齢が同じにしか見えません。予算をかけたとは思えない作りです。
女性実業家の2人の息子の父親が誰かをキーに、3人の男性との関わりが回想されますが、単純にDNA鑑定をすれば良いだけの話で中身がありません。
そもそも“悪女”と掲げたタイトルは見掛け倒しです。悪事を働いてのし上がっていった訳でなく、子育てをしながら成功を自ら勝ち取って行ったある意味賞賛されるべき生き方でした。
ただし、作品としては波乱万丈ではなく平板な描き方で凡庸でした。
<番組情報>
TBS、ドラマ「時計屋の娘」を記念して2013年11月18日(月)放送日の昼に再放送。
初放送は2012年4月30日で、視聴率は関東地区で14.7%。プロデューサーの八木康夫は平成24年度の芸術選奨文部科学大臣賞(放送部門)を受賞。<スタッフ>
原作:有吉佐和子『悪女について』(新潮文庫刊)
脚本:池端俊策
演出:鶴橋康夫
プロデューサー:八木康夫
製作:TBSテレビ<キャスト>
富小路公子:沢尻エリカ
沢山栄次:船越英一郎
沢山道代:東ちづる
鈴木タネ:余貴美子
渡瀬義雄:上地雄輔
渡瀬龍雄:中原丈雄
渡瀬子静:高林由紀子
烏丸瑤子:鈴木砂羽
尾藤輝彦:渡辺大
尾藤睦子:高畑淳子
烏瀬川美千代:秋山菜津子
里野夫人:浅田美代子
バーのママ・艶子:高橋ひとみ
林梨江:床嶋佳子
伊藤銀次:泉谷しげる
友保清次郎:西田敏行<イントロダクション>
有吉佐和子の同名小説を原作に、突然の死を遂げた女性実業家の波乱万丈の半生を描く。貧しい少女時代を経て、日本が高度成長とともに莫大な富を得、バブル崩壊の直前で去った富小路公子。同時に3人の男性と関わり、それぞれに妊娠したと告げて出産した公子の破天荒な生き様と、それに翻弄されながらも彼女の魔力に魅せられ、翻弄され続けた男たちの人生を描いてゆく。
“虚飾の女王”に沢尻エリカが挑む。
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