ドラマ「人生ごっこ」(お薦め度★★★)
惜しい作品です。
主人公の担当編集者と締切に悶絶する漫画家との攻防が、上質なコメディとして非常に楽しめました。それだけでも満足な仕上がりでした。しかし、ヒロインが仕掛けた企みが明らかになると物語として不自然な構成となり、それを回収するためのクライマックスでの主人公の決意はリアリティも説得力も無いものになってしまいました。
もっとお気楽な流れに転じて上手いこと辻褄を合わせて、コメディ色を深めてくれたら面白い作品になったと思います。
池田鉄洋の漫画家は流石でした。また、ヒロインが今注目している新川優愛を抜擢してくれて、さらにお色気シーンも拝見できたので、ドラマの内容以上に引き付けられました。
以下、番組サイトから引用します。
<オンエア情報>
フジテレビ、2013年12月22日(日) 24時55分放送。第25回フジテレビヤングシナリオ大賞作品。<スタッフ>
脚本:小山正太
演出:金井紘(『SUMMER NUDE』、『ガリレオ』、『PRICELESS~あるわけねえだろ、んなもん!~』 ほか)
プロデュース:三竿玲子(『BOSS』、『夏の恋は虹色に輝く』、『救命病棟24時』、『医龍』 ほか)<キャスト>
灰原洋二郎:森岡龍
マコ:新川優愛
暗木狂四郎:池田鉄洋<イントロダクション>
フジテレビヤングシナリオ大賞は、フジテレビがテレビドラマで活躍する次世代のシナリオ作家を募集・育成するために設立されています。2013年度の大賞作品「人生ごっこ」を新進気鋭のスタッフ、キャストによって映像化。自分ではない人間になりすまして女を口説く・・・そんな軽いノリではじまった「先生ごっこ」。そんな「先生ごっこ」が気づかせてくれたこととはーーー"夢を持って就いた仕事の現実に疲れてしまい、自分の担当漫画家になりすます「先生ごっこ」に手を染める少年漫画編集者の主人公・灰原洋二郎を演じるのは2004年に映画「茶の味」でデビュー、以後数々の映画に出演。テレビは『ゴーイングマイホーム』(2012)『あまちゃん』(2013)、などに出演する実力派で、監督としても「つつましき生活」「ニュータウンの青春」が「ぴあフィルムフェスティバル」に入選するなど多彩な活躍を見せる森岡龍。また、そんな灰原がなりすます「漫画家・暗木狂四郎」にガールズバーで出会い、交際を始めるマコを演じるのは人気ティーン誌のモデルなど多方面で活躍する女優・新川優愛。灰原が編集を担当する「カメレオンファイター」の作者である漫画家・暗木狂四郎は個性派俳優・池田鉄洋が雰囲気たっぷりに演じる。三人の他にも、渋川清彦、カブトムシゆかり、水谷望愛、今井朋彦、居島一平(米粒写経)など個性的なキャスティング。また、プロデューサーは『BOSS』、『夏の恋は虹色に輝く』、『救命病棟24時』、『医龍』などを手がけた三竿玲子、そして監督は『SUMMER NUDE』、『ガリレオ』、『PRICELESS~あるわけねえだろ、んなもん!~』などの演出を手がけてきた金井紘。個性豊かなキャスティングと気鋭のスタッフでお送りする。
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