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2014.02.13

「財務3表」シリーズで会社の財務分析を学ぶ

國貞克則 氏が執筆された朝日新書の3部作です。
①『財務3表一体理解法』
②『財務3表一体分析法』
③『財務3表実践活用法』

発行日は、①2007年5月30日②2009年5月30日③2012年7月30日です。

社会人になってからずっと財務諸表を理解したいと考えていました。損益計算書(PL)、貸借対照表(BS)、キャッシュフロー計算書(CS)を読めるようになりたいと。若い頃に会社でセミナーを受講したことがありました。しかし、会計に関する知識が乏しく、担当している業務が財務分析とは畑違いだったのでほとんど理解できずに終わっていました。

それでも何とかしたいという気持ちがあって、書店で財務諸表を簡単に理解できる本を見かけては購入していました。「財務3表」シリーズの①が発行された1年後には購入して読んでいました。②も発売されて直ぐ読んでいます。しかし、読んだだけで何となく理解したつもりになって身につかないままで過ごして来ました。

最近になって③が発行されていることを知り、昨年12月にKindle本を入手して読みました。現在の業務は財務諸表をみることが多くなっています。良い機会なので再び①②を再読しました。さらに今回は②で紹介されている「財務3表一体分析法のオリジナルフォーマット」に基づいて身近な企業を作図することにしました。検索で探したところ、月刊ビジネスアスキーWebからこのオリジナルフォーマットをダウンロードできることがわかり、こちらから入手しています。

http://ascii.asciimw.jp/pb/bizascii/index.html

有価証券報告書から必要な数字を拾って、オリジナルフォーマットに入力して実際に作図すると以前とは違って理解が進みます。有価証券報告書に記載された数字だけでは理解が進みませんが、「財務3表一体分析法のオリジナルフォーマット」で可視化されたものを見ると直感的にわかります。

作図が出来るようになったので更に財務分析の理解を深めるために、改めて紀伊國屋書店で財務分析の参考書を探したのですが、視覚的に理解させるものは見つかりませんでした。それなりに会計の専門知識を深めないと太刀打ちできません。やはり直感的に理解させる國貞氏の「財務3表」シリーズは画期的です。他の追随を許さない「財務3表」シリーズで財務分析を深めたいと思います。

ちなみに学習参考書としては電子本は印刷本に劣ります。③は①②を受けたうえでの内容でドラッカーの経営学にも言及しているので読み物的な要素が強いのでKindle本で問題ありませんが、①②は何度も重要箇所を繰り返し見返さなければならないので紙でなければ無理です。参考書は印刷本に限ります。

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