ドラマ「失恋ショコラティエ」[全11話]（お薦め度★★★★★）

お見事でした。恋愛ドラマとして絶品です。
カップルとして結ばれたにもかかわらず、主人公が失恋しなければならないという切なさを絶妙のストーリー展開で明るく爽やかに描いてくれました。

松潤の代表作と言えるだけのクオリティがありながら、視聴率が振るわなかったのでそう呼ぶことができず残念です。イケメンの彼が、一人の女性から何度も振られるというギャップのあるキャラクタ設定は抜群でそれだけでも話題性がありました。また、共演した石原さとみと水原希子の濡れ場も過激で艶かしく、#8（3月3日放送）の石原さとみとのバスルームでの情事はスキャンダラスでエロ過ぎて観てはいけないものを観てしまったドキドキ感を味わいました。

お色気抜群にもかかわらず、登場人物の心の葛藤が深く描かれ、上手いタイミングで妄想シーンを組み込んだフェイク的な演出は傑出していました。

世の中の評判は低くても俺としては傑作と言える作品です。いままで石原さとみは苦手でしたが、本作で見方を変えました。演技力と色気に関して相当実力ありです。

1月クールの低迷するTVドラマの中で希望を感じさせる存在でした。月9としての使命はクリアしたと思います。

＜オンエア情報＞
フジテレビ、2014年1月13日から毎週月曜21時放送。恋愛ドラマ。

＜スタッフ＞
原作：「失恋ショコラティエ」水城せとな（小学館月刊flowers連載中）
脚本：安達奈緒子(『リッチマン、プアウーマン』『大切なことはすべて君が教えてくれた』『Oh,My Dad!!』ほか)、越川美埜子
音楽：Ken Arai
主題歌：嵐「Bittersweet」(ジェイ・ストーム)
プロデュース：若松央樹(『最高の離婚』『最後から二番目の恋』『全開ガール』『風のガーデン』『のだめカンタービレ』ほか)、小原一隆(『鍵のかかった部屋』『ビブリア古書堂の事件手帖』ほか)
演出：松山博昭(『ラッキーセブンスペシャル』『鍵のかかった部屋』『ビブリア古書堂の事件手帖』映画「ライアーゲーム-再生-」ほか)、宮木正悟(『ビブリア古書堂の事件手帖』『SUMMER NUDE』『独身貴族』ほか)、関野宗紀(『コード・ブルー －ドクターヘリ緊急救命－ 2nd season』『結婚しない』『ラスト♡シンデレラ』ほか)
制作著作：フジテレビ

＜キャスト＞
小動爽太：松本潤
高橋紗絵子：石原さとみ
井上薫子：水川あさみ
加藤えれな：水原希子
オリヴィエ・トレルイエ：溝端淳平
小動まつり：有村架純
関谷：加藤シゲアキ(NEWS)
六道誠之助：佐藤隆太
小動誠：竹中直人

＜イントロダクション＞
２年ぶり３度目の月９主演！
松本潤さんが、一途に片思いをし続ける妄想系
ショコラティエ男子役に挑戦！

１月スタートのフジテレビの月９ドラマは、「ラッキーセブン」以来２年ぶり３度目の主演となる松本潤さんを迎え、水城せとな氏原作の『失恋ショコラティエ』(小学館月刊flowers連載中)をお届けいたします。『失恋ショコラティエ』は、第36回講談社漫画賞「少女部門」、第２回ananマンガ大賞を受賞した、累計発行部数250万部を超える話題のコミックス。映像化されるのは、今回が初めてのこととなります。

その主人公である小動爽太(こゆるぎ・そうた/ソータ)役を演じるのが松本さんです。ソータは、憧れの先輩で最強“天然系小悪魔女子”の吉岡沙絵子(よしおか・さえこ/サエコ)に片思いをするあまり、彼女が愛するチョコレートを作る職人(＝ショコラティエ)になるためパリに渡り修行を積みます。その間も帰国後も、サエコとの甘い恋愛を妄想、絶品のチョコレートを作り出すテクニックで彼女を振り向かせようとする、完全無欠の“片思い系男子”です。そんなソータの気持ちを知ってか知らずか、思わせぶりな態度をとり続けるサエコに、一途に「片思い」と「チョコ」を捧げるソータ。松本さんがどんな表情を見せるのか、注目が集まることでしょう。

また、原作で人妻となったサエコの思わせぶりな言動が引き金となり、ソータの淫靡な妄想が爆発するというシーンが、ドラマでどのように描かれるのかも気になるところ。さらに、パリでの修行後、日本で｢チョコレート王子｣として脚光を浴びるソータが作る、サエコへの熱くて濃厚な思いが込められたチョコレート/ショコラが多数登場しドラマを彩ります。ショコラティエ役に初挑戦となる松本さんは、現在テンパリングなどショコラ作りを特訓中。松本さんが厨房で見せる手さばきやショコラティエ姿は、女性たちの目を釘付けにするはずです。2014年、｢チョコレート王子｣な松本潤さんから目が離せそうにありません。『失恋ショコラティエ』にどうぞご期待ください！

【関連記事】
2014.01.26 2014冬の新ドラマは寒過ぎる