「財務3表」シリーズのソフト「図解の達人」はソフト本体とサポートが優れものだ!
『CD-ROMでスラスラわかる 財務3表一体分析法ソフト『図解の達人』(CD-ROM付き)』 は、朝日新聞出版から國貞克則氏の書籍として書店ルートで販売されています。巻末に“CD-ROM”と“ユーザー登録番号”がセットされています。
以前、朝日新書3部作とオリジナルフォーマットで学習していることをアップしました。
2014.02.13 「財務3表」シリーズで会社の財務分析を学ぶ
この学習で財務分析について理解が進みました。後は多くの企業を可視化する実践を進めるだけです。月刊ビジネスアスキーWebからダウンロードしたオリジナルフォーマットをベースに手作業でコツコツと財務の可視化を行っていたのですが、だんだんと慣れるとはいえ作図に時間がかかります。
そこで、本ソフトを導入することにしました。EXCELとインターネット接続が必須です。本ソフトはEXCELのマクロがメインです。PC1台にしかインストールできません。別のPCで利用する場合は、利用しているPCからアンインストールしてインストールします。
インストールは本書に従って簡単にできます。
メインメニューから、「データ入力・削除」画面を呼び出して、企業の有価証券報告書から必要な数字をピックアップして入力するだけで、1企業当たり10分程度で作図が完了します。作業が早くて楽になりました。しかもxmlファイルが作成されるので、これをメインメニューの「比較図表作成」で様々に組み合わせて表示できます。大きさや形状での比較が自在に描けます。作業時間が劇的に少なくなり、しかも表現力が増したので分析しやすくなりました。
さて、最近のソニーが苦しんでいることを報道で知りました。そこで大手電機メーカー8社の可視化を試みました。次の企業です。
・富士通
・日本電気
・パナソニック
・ソニー
・日立製作所
・東芝
・シャープ
・三菱電機
すんなり作図できるものと考えていたのですが、グローバル企業のパナソニック、ソニー、日立製作所、東芝、三菱電機の5社は連結財務諸表が米国会計基準で表記されています。日本の会計基準の表記に近い項目はどれを選べばいいのかわからなくなりました。
そこで、本ソフトのサポートサイトから問合せすることにしました。ログインするには前述の“ユーザー登録番号”が必要です。サイト内の問合せフォームから質問しました。時間がかかると思われたところ、翌日には返信があり、サポートサイト内のQ&Aに解答が記載されていると案内され、サポートサイト内で確認しました。まさに米国会計基準の表記で躓いた箇所に対する対処のしかたが書かれています。さらに、演習としてコナミ株式会社の2009年3月期データが保存されていました。
さっそくEDNETからコナミ株式会社の有価証券報告書を取得して作図しました。しかし、Q&Aの模範解答と微妙に違っています。
再び質問したところ、何と翌日には著者の國貞克則氏の解説コメント付きで返信をいただきました。入力手順をしっかり理解していなかったことが判明し修正したことで、無事に模範解答と同じ作図ができました。迅速で的確な手厚いサポートに感服しました。当然ながらお礼メールをお送りしました。
以上で、米国会計基準にも対応できることができ作図の理解が深まりました。本ソフトとサポートのお蔭です。もちろんソニーの苦境も財務視点から理解が進みました。
本当に「財務3表」シリーズの書籍とソフト&サポートはピカイチです。財務分析を考えられているビジネスパーソンの皆さんにお薦めできます。就活している学生や新社会人には是非とも学習してもらいたい分析方法です。
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コメント
『図解の達人』のサポートを担当していました 五十嵐です。
当システムをご利用いただきありがとうございました。昨年(2014年)をもちまして、おかげさまで『図解の達人』は、完売となりました。
『図解の達人』の仕様を大幅に見直して、新たに『財務が見え~る』としてVectorから提供させていただいております。
詳しい内容は、わたくしのサイトに記載させております。
『図解の達人』同様 十分に満足いただける内容と思っています。是非ごお試しください。
投稿: 五十嵐義和 | 2015.10.19 15:37
五十嵐さん、ご丁寧なコメントありがとうございます。
サポートいただいた節は、お世話になりました。
『図解の達人』、完売されていたのですね。
財務諸表の可視化に便利なソフトでした。
『財務が見え~る』で継承されているのですね。
現在、財務関係の業務から離れていますが、
機会があれば使わせていただきます。
よろしくお願いします。
投稿: erabu | 2015.10.20 09:34