Kindle本『池上彰の世界の宗教が面白いほどわかる本』は素晴らしい!
著者:池上彰
発行:中経出版
発行日:2013年9月2日(デジタル版)
どうして本書のような世界の宗教がわかる書籍が登場していなかったのでしょうか。これまでにいろいろな本を読みましたが、 これほどわかりやすく、簡潔にまとめられたものはありませんでした。タイトル通りの内容です。
一番感心したのは、「ユダヤ人」についてです。今までどのような人を指すのかわかっていませんでした。歴史でその存在が数多く登場し、現代においても頻繁に報道されます。
本書で次のように簡潔に定義しています。
「簡単にいえば、ユダヤ人とは、ユダヤ人の母親から生まれた人と、ユダヤ教を信じている人のことをさしているといえます。 」
さらに、迫害された歴史についてもなぜなのかを解き明かしています。 ユダヤ教・イスラム教・キリスト教は兄弟のような関係にあり、どのように分かれたのかも明解になりました。
わかっているようで全然わからない事柄を学ぶことができます。世界史の副読本として学校で読ませるべき内容です。学生の頃に本書があれば、世界の紛争など深く理解することができたはずです。
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