6/9放送「ここがポイント!!池上彰解説塾」で紹介されたコートジボワール代表のディディエ=ドログバ選手に深く感動した
1人のサッカー選手が内乱状態の国を平和に導きつつあるという驚きの内容でした。
2014FIFAワールドカップ1次リーグ(グループ C)でコートジボワール代表(FIFAランク23位)と日本代表(FIFAランク46位)は6月15日に対戦します。その国と国家を救った英雄を番組で紹介しました。
次に番組の内容を記述します。
コートジボワール共和国は人口2000万人、GDP(国内総生産)は約2.3兆円(日本は約530兆円)、世界最大のカカオ生産国です。フランス語で象牙(ジボワール)海岸(コート)のこと。
1960年にフランスから独立。2000年ころ軍の武装蜂起により内戦へ、南北の対立が激化。10年近く内戦が続いた。女性や子どもを中心に約2万人の難民が発生。
1人のヒーローが登場。ディディエ=ドログバ(36)
プレミアリーグで2度の得点王。世界的なエースストライカー。5歳のときにフランスに渡り、サッカー英才教育を受けた。
フランスとコートジボワールの2つの国籍を持っていた。祖国を愛する気持ちから2002年コートジボワール代表としてワールドカップ出場を希望した。2005年にワールドカップ初出場決定、初出場を決めた試合直後国民にメッセージを伝えた(当時27歳)。
「コートジボワール国民の皆さん 今日ワールドカップ出場という共通の目標のもとコートジボワールの様々な民族が共存してプレーできることが証明されました。歓喜によって人々は団結できます。今ここでひざまずいてお願いします。どうかお願いです!お願いです!豊かなコートジボワールで内戦が起きるのは許されません。武器を捨ててください。そして選挙をしましょう。それですべて良くなるはずです。」
これによって内戦が一時停止した。奇跡はこれだけではない。
代表の試合は南部の都市アビジャンで行われていたが、北部ブアケで試合をしてくださいと大統領に直談判した。
「北で試合をする。これは「始まり」にすぎない。代表チームが6月にここに来るんだ。」
南北が平和を願い、ひとつになろうとしていた。
2007年6月3日 アフリカ選手権予選 対マダガスカル代表
アフリカのメディアが注目する中で、カメラの前で反政府リーダーに平和を約束させた。
さらに試合でドログバが決勝ゴールを上げた。
この出来事が和平交渉のきっかけになった。
人間的にもサッカー選手としても素晴らしい生き様に感動しました。
全く知らない選手だったので、どのようなプレーをするのかYouTubeを調べたところ次の動画がありました。もの凄い選手のようです。
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