映画『ひみつのアッコちゃん』(お薦め度★★)
勿体無い、脚本が駄目過ぎです。
綾瀬はるかを主演に起用する企画は、評価できます。映画館で予告を観たときにヒットして話題になるだろうと考えていました。
しかし、公開後に何も聞こえてこなかったので、どこでコケたか気になっていました。
少女が大人の女性を夢見るという設定はわかりやすく、作品全体のトーンやキャスティングもまずまずで軽いコメディの加減も良い感じでした。
しかし、アッコちゃんが巻き込まれる会社の描き方が壊れていて、株主総会や爆弾事件の嘘っぽさはどうにもなりませんでした。
何故、こんなメジャーに全く通用しない痛い脚本で製作したのでしょう。脚本次第では、トムハンクス主演の『ビッグ』にも肩を並べるくらいに成り得たかもしれません。
残念です。だから邦画は駄目なんです。
<作品データ>
劇場公開日:2012年9月1日
製作年:2012年
製作国:日本
配給:松竹
上映時間:120分
映倫区分:G<スタッフ>
監督:川村泰祐
原作:赤塚不二夫
脚本:山口雅俊、大森美香<キャスト>
加賀美あつ子(アッコ):綾瀬はるか
少女のあつ子(アッコ):吉田里琴
早瀬尚人:岡田将生
熱海専務:谷原章介
青山マリくん:吹石一恵
守衛さん:塚地武雅
中村前社長:大杉漣
大庭鶴子(ツルさん):もたいまさこ
鬼頭(キトウって人):鹿賀丈史
鏡の精:香川照之
| 固定リンク
コメント