ドラマ「信長協奏曲」[全11話]（お薦め度★★★★）

戦国時代劇に大胆なSF的解釈を加えた超一級品です。

戦国武将が考えたこともない人物と同一だったというコペルニクス的発想には驚愕させられました。1クールで全てが明かされるのかと期待したのですが、ドラマ最終回では完結せず来年2015年12月公開の映画でラストが用意されています。うまく作っていますね。フジテレビらしい周到さで計画されています。

各話ごとに見せ場と感動シーンを組み込む脚本テクニックは秀逸で、連続ドラマでありながら、毎回初見でも楽しませるつくりは流石でした。

なんといっても主役の小栗旬の演技力は素晴らしいです。現代人と過去の偉人の一人二役を違和感無く演じた力量は並外れていました。今年の春ドラマ「BORDER」でも見事な演技をみせていましたね。彼なくして成立しない作品でした。

＜オンエア情報＞
フジテレビ、2014年10月13日から毎週月曜21時放送。SF時代劇ドラマ。フジテレビ開局記念プロジェクト企画。

＜スタッフ＞
脚本：西田征史
音楽：Taku Takahashi（m-flo/Tachytelic inc./block.fm）
主題歌：Mr.Children『足音〜Be Strong』(TOY’S FACTORY)
プロデュース：村瀬 健、羽鳥健一
演出：松山博昭、金井 紘、林 徹
制作：フジテレビ ドラマ制作センター

＜キャスト＞
サブロー/織田信長：小栗 旬
帰蝶：柴咲コウ
池田恒興：向井 理
前田犬千代：藤ヶ谷太輔
ゆき：夏帆
竹中半兵衛：藤木直人
徳川家康：濱田岳
柴田勝家：高嶋政宏
伝次郎：山田孝之

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