映画『鍵泥棒のメソッド』(お薦め度★★★)
設定が面白く、登場人物の相関も意外性がありなかなかのコメディ映画でした。
しかし、テンポがありません。かなり間延びします。2時間余りを30分ほど削るか、同じ上映時間であればもっとエピソードを挿入して欲しかったと思います。例えば主人公の過去を増やすなど、より人物像を深めれば全体の笑いが増えたのではと思います。
キャスティングは絶妙でした。本作はドラマ「半沢直樹」よりも前ですが、堺真人と香川照彦の二人起用はここでも当然ながら成功していました。演技派による二人のガチンコの応酬は抜群です。ヒロインの広末涼子は一風変わった几帳面な女性なりきっており、彼女の好演で作品全体のコメディ度が上がりました。
邦画としてはかなりの出来だと思います。
<作品データ>
劇場公開日:2012年9月15日
製作年:2012年
製作国:日本
配給:クロックワークス
上映時間:128分
映倫区分:G<スタッフ>
監督・脚本:内田けんじ
音楽:田中ユウスケ<キャスト>
桜井武史:堺雅人
コンドウ/山崎信一郎:香川照之
水嶋香苗:広末涼子
工藤純一:荒川良々
井上綾子:森口瑤子
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