映画『パッセンジャー57』（お薦め度★★）

初見の評価は星4つでした。
しかし、二十数年振りの再鑑賞では全く評価できません。

今観るとB級かコメディ作品かと思わせるほど低レベルです。サスペンスアクションに必須のリアリティは皆無で、格闘シーンや銃撃戦に重みがありません。しかも、構成上に有り得ない致命的欠陥がありました。我ながらどうしてこれほど完成度の低い映画を良いと判断したのか分かりません。

先日の『フライト・ゲーム』がとても良かったので、当時、航空機が舞台となった本作を絶賛していたので比較するために観たのですが...。唯一の取り得は、尺が短くテンポが良かったところでしょうか。ドラマ「沙粧妙子-最後の事件-」に続いて、再鑑賞すべきでなかった作品です。美しい記憶に留めていれば...（泣）。

ちなみに、本作でハイジャックされる航空機はボーイング727で、懐かしの機長・副操縦士・航空機関士の3人乗務でした。ボーイング727を「ジャンボ」と英語のセリフで表現しており、ボーイング747以外でも呼んでいたことが分かりました。

＜作品データ＞
劇場公開日：1993年5月15日
原題：Passenger 57
製作年：1992年
製作国：アメリカ
配給：ワーナー・ブラザース
上映時間：84分

＜スタッフ＞
監督：ケビン=フックス
脚本：デビッド=ローヘリー、ダン=ゴードン
音楽：スタンリー=クラーク

＜キャスト＞
ジョン=タッカー：ウェズリー=スナイプス
レイン：ブルース=ペイン

＜鑑賞チャネル＞
dビデオ