映画『ムーミン 南の海で楽しいバカンス<日本語吹替版>』(お薦め度★★★)
ほっこりと幸せな気持ちになれる作品です。
俺にとってムーミンと言えば、TVアニメ「ムーミン」(1969年版)でした。岸田今日子ナレーションで丸っこいキャラクターの可愛らしい妖精物語でした。大好きなアニメで、当時毎週楽しみにしていた記憶があります。好きなキャラクターは知的で無口なスナフキンでした。彼の哲学的な佇まいは今でも憧れます。
本作は、息子の希望です。俺からすると本場の映画版ムーミンに興味は持てません。しかし、子供が観たいというのなら邦画を鑑賞するよりもましと考えて付き合いました。ちなみに生みの親トーベ・ヤンソンの生誕100周年を記念し、母国フィンランドで製作された作品です。
良いですね。映画版は初ですが、ムーミン独特の優しい世界に触れられました。世界のアニメは3D化が進んでいますが、本作は2次元アニメで画に暖かみがあります。すぐにその世界観に入っていけました。
本作では、ムーミン谷から地中海沿岸の高級リゾート地リビエラの実社会にムーミン一家がバカンスする設定です。妖精ファンタジーがどのように料理されるのか非常に興味を引きましたが、思った以上にムーミンでした。
大好きな日本版TVアニメとの雰囲気と差はほとんど無く、非常に楽しめる作品です。大人にも退屈させない微笑ましい内容でした。誰もが癒されると思います。
<作品データ>
劇場公開日:2015年2月13日
原題:Muumit Rivieralla
製作年:2014年
製作国:フィンランド
配給:ファントム・フィルム
上映時間:77分
映倫区分:G<スタッフ>
監督:グザビエ=ピカルド、ハンナ=ヘミラ
原作:トーベ=ヤンソン<キャスト>
ムーミン:高山みなみ
ムーミンパパ:大塚明夫
ムーミンママ:谷育子
フローレン:かないみか
スナフキン:子安武人
ミイ:佐久間レイ
ミムラ:小林優子
ピンプル:木村カエラ
モンガガ侯爵:三村マサカズ
クラーク:大竹一樹<鑑賞チャネル>
TOHOシネマズ 市川コルトンプラザ
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