Suicaやお財布ケータイから電子マネー・スリが始まっている?!
非接触型ICカードは非接触スキミングの可能性は当ブログでレポートしていました。
2006.12.27 Edy、Suicaのスキミング対策?!
このレポートの中で次のコメントを書いています。
ただし、EdyやSuicaのレジを不法改造して電車の中で手当たり次第にチャージを盗むといったスリ的な愉快犯が登場する可能性はあるだろうと予測しました。盗んだチャージは換金しないことが前提です。何故なら換金しようとすると犯行がバレてしまうからです。
換金は自殺行為と考察していたのですが、FRIDAY2015年3月27日号「電子マネー・スリ 盗みほうだい犯罪集団 驚愕の手口」で換金が可能なことが書かれています。
要約すると、3000円程度で市販されている手のひらサイズの非接触型ICカードリーダーを隠して他人のICカードやスマホに近づけて、電子マネーを引き落とし、前もってアマゾンなどの電子マネー決済ができるショッピングサイトで自分のストアを開設しておいて、電子マネー・スリを実行する際にこのストアの決済画面をリーダーに繋いでおいたPCなどの端末で表示させておいて、他人の電子マネーで決済するという手口だそうです。
こうすれば例えば200円のボールペンを決済させて商品は発送せずに、売上をショッピングサイトから回収すれば換金できます。ショッピングサイトの手数料が仮に40%だとして、120円を犯人は手にすることができます。
少額なので相当な数を繰り返さなければなりませんが、被害者は少額で気づきにくいという面があります。このような電子マネー・スリが増加すると、9年前にDIMEが予想した通り、非接触型ICカード用のスキミング対策グッズを常に携行しなければならなくなるかもしれません。
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