映画『ネットストーカー』(お薦め度★★★★★)【追記有り】
【追記:2015/5/15】
本作は、何故怖いのか。
映画のクオリティは置いておくとして、扱っている題材が深刻です。
すなわち、ストーキング+サイバーテロが個人に向けられたという事実です。複合的にバーチャルとリアルに攻撃を受けると、警察では守れないという恐怖です。
スパイ映画はあくまで組織間の戦いですが、スパイもどきの攻撃を個人が受けるとどうにもならないことが証明されました。
これが本作の核心の怖さです。
スマートハウス、スマートロックなどスマート家電が盛り上がりをみせていますが、家庭向けサイバーテロを意識しないととんでもない未来になりそうです。
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掘り出しものです。WOWOWを視聴していればこそ出会えた作品です。
タイトルがベタでカナダ映画ということでB級作品を観る感覚で観たのですが、これほどゾクゾクさせる作品とは思いませんでした。
実話に基づいているサスペンスだそうです。
スーパーハッカーがストーカーになると手の施しようがないという事実を突きつけられます。被害者のヒロインが13年間も名前を変えて潜伏しているにもかかわらず、安々と忍び込まれる恐怖は、ホラー以上のものがありました。
WOWOWの紹介文で「日本でいう“2時間サスペンス”感が高い小品」はうまく表現していると思います。テンポの良さと畳み掛ける展開は非常に評価できます。
<作品データ>
原題:Cyberstalker
製作年:2012年
製作国:カナダ
内容時間:92分<スタッフ>
監督:カーティス=クロフォード
製作:ニール=ブレッグマン
脚本:クレイグ=ウェンマン
撮影:ビル=セント=ジョン<キャスト>
エイデン:ミーシャ=バートン
ペイジ刑事:ロン=レア
ポール:マルコ=グラッツィーニ
ジャック=デイトン:ダニエル=レヴィ<鑑賞チャネル>
WOWOW
2015/5/14放送。
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