映画『エンジェル ウォーズ』(お薦め度★★★★)
ダーク・ファンタジーといえば『パンズ・ラビリンス』が有名ですが、本作はそれ以上の作品だと思います。
濃厚でダークな映像の基に、背徳的で耽美な世界が創造されてます。しかも、クオリティの高いアクション・アドベンチャーの要素もあり、作品として大満足でした。 場面展開は、演劇的手法を用いており、その切れは圧巻です。
作品の紹介文からは、若い女の子のお気楽な冒険物語としか読み取れませんでした。正直B級レベルかと見下していましたが、良い意味で期待を裏切る驚愕の映画です。
鑑賞後、『300<スリーハンドレッド>』のザック=スナイダー監督作と知って合点が行きました。卓越した作家性を発揮しています。
ラストに鋭い「痛み」を残す、紛れも無い傑作です。
<作品データ>
劇場公開日:2011年4月15日
原題:Sucker Punch
製作年:2011年
製作国:アメリカ
配給:ワーナー・ブラザース映画
上映時間:110分
映倫区分:G<スタッフ>
監督・原案:ザック=スナイダー
脚本:ザック=スナイダー、スティーヴ=シブヤ
音楽:タイラー=ベイツ、マリウス=デ=ヴリース<キャスト>
ベイビードール:エミリー=ブラウニング
スイートピー:アビー=コーニッシュ
ロケット:ジェナ=マローン
ブロンディ:ヴァネッサ=ハジェンズ
アンバー:ジェイミー=チャン
ベラ=ゴルスキー博士:カーラ=グギノ
ブルー=ジョーンズ:オスカー=アイザック
ハイローラー/医師:ジョン=ハム
ワイズマン/賢者/バスの運転手:スコット=グレン<鑑賞チャネル>
dビデオ(dTVになる前に鑑賞した作品)
標準画質
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