映画『塔の上のラプンツェル<日本語吹替え版>』(お薦め度★★★)
グリム童話の「ラプンツェル(髪長姫)」を映画化した、ウォルト・ディズニー・スタジオの長編アニメ第50作で、本作の成功によって『アナと雪の女王』が製作されることになりました。
どれほどのものか期待したものの、あまりしっくり来ません。
ラストは評価できるものの、後半にかけてのラプンツェルを追うゴーテルの行動や悪巧みが、適当で説得力の無さが物語を軽いものにしていました。それほど脚本が練りこまれていません。
エンドロールでラプンツェルの声を中川翔子が担当していたことを知りました。悪くないのですが良くもありませんでした。愛すべきヒロインの設定でありながら、観ている者に恋心を抱かせるようなキャラクターに仕上げることが出来なかった印象です。彼女は歌手なのに歌は別の人が担当するというところも違和感があります。両方とも担当できる表現力のあるプロの声優であればもう少し違っていたのではないでしょうか。
<作品データ>
劇場公開日:2011年3月12日
原題:Tangled
製作年:2010年
製作国:アメリカ
配給:ディズニー
上映時間:92分
映倫区分:G
上映方式:2D/3D<スタッフ>
監督:ネイサン=グレノ、バイロン=ハワード
原作:ヤーコプ=グリム、ビルヘルム=グリム
脚本:ダン=フォーゲルマン
音楽:アラン=メンケン<キャスト>
ラプンツェル:中川翔子/小此木麻里(歌)
フリン=ライダー:畠中洋
マザー・ゴーテル:剣幸
フックハンド:岡田誠
スタビントン兄弟:飯島肇
警護隊長:佐山陽規
ビッグノーズ:石原慎一
ショーティー:多田野曜平
ヴラッド:田中英樹<鑑賞チャネル>
WOWOW
| 固定リンク
コメント