映画『アヴァロン 千年の恋<日本語吹き替え版>』(お薦め度★★★)
微妙に良いです。
ディズニー・チャンネルでTV放送されたオリジナルムービーなので、劇場版と比べてスケール感は乏しく制作費がかかっていない雰囲気は隠せませんが、脚本がそれらの弱点をしっかりカバーしています。
「アーサー王と円卓の騎士」伝説を題材にした学園ファンタジー作品で、登場する学生たちは生まれ変わりというコテコテの設定です。しかも、観ている方が気恥ずかしくなるほど優等生的な内容です。テレビ映画ということで、ファミリー向けを強く意識したようです。
日本人にとってアーサー王はほとんど馴染が無いので、世界観は伝わりにくいものの、割と身近なエピソードでわかりやすく敵が登場します。登場人物の相関が一筋縄では行かないひねりがあるので、緊迫のあるラストを迎えます。かなりのフェイクが隠されていました。
ちなみに、アーサー王はモデルがいるものの、実在の人物ではなかったようです。映画では『キング・アーサー』が面白かったです。なお、アヴァロンはアーサー王の遺体が眠る場所とされ、未来に目覚めるためにアヴァロンで眠っているだけとの説もあるそうです。なるほど、タイトルは深いの意味があるのですね。
<作品データ>
原題:AVALON HIGH
製作国:アメリカ
製作年:2010
上映時間:90分<スタッフ>
監督:スチュアート=ギラード
原作:メグ=キャボット
脚本:ジュリー=シャーマン=ウルフ、エイミー=トーキントン
音楽:ロバート=ダンカン<キャスト>
アリー=ペニントン:ブリット=ロバートソン(渋谷はるか)
ウィル:グレッグ=サルキン(三浦圭介)
マイルズ:ジョーイ=ポラーリ(菅沼久義)
マルコ:デヴォン=グレイ(相原嵩明)
ムーア先生:スティーブ=ヴァレンタイン(一条和矢)<鑑賞チャネル>
dビデオ(dTVの前)
見放題の標準画像・視聴履歴からタイトルが消えて、内容からタイトルが紐付かない作品のためレビューに1ヶ月近くかかってしまった(泣)。
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