定額音楽配信サービスの本命は「LINE MUSIC」ではないだろうか
定額音楽配信サービスの肝は、有り余るほどの楽曲をいかに利用者に聴かせるかです。
その仕掛けを押さえたサービスが勝ちです。
そもそも定額音楽配信サービスに興味はありませんでしたが、利用者7500万と言われる世界最大手スウェーデンのSpotify(スポティファイ)がいまだに日本未参入なのが気になっていました。5月末発表のエイベックス・グループとサイバーエージェントが開始した「AWA(アワ)」のアプリをダインロードしたものの、使うことなくそのままにしていました。6月8日に米アップルが発表した「アップル・ミュージック」が3000万曲との報道には、いよいよ真打登場かと思ったものの、やはり使ってみたいと感じません。
既に多くの楽曲をiTunesに持っていて、さらに新しい音楽に触れるのは面倒臭いという消極的理由です。また、時代を共有できなくなった音楽に対して積極的に関わりたくなくなりました。
ところが、メッセージアプリのLINEによる「LINE MUSIC」(6月11日発表)には俄然興味が沸きました。
きっかけは、6月13日の深夜にLINEで友人から楽曲の吹き出しが送られてきたことによります。その吹き出しをタップしたところ、アプリ「LINE MUSIC」のダウンロードが促され、それに従ってアプリをインストールして、直ぐに送られた楽曲を再生しました。
全く知らない曲であっても、友人から直接教えられた曲は聴きます。この方法があったのですね。目からウロコです。
知らされた楽曲以外に、アプリ「LINE MUSIC」のメニューからいろいろと音楽をザッピングしながら聴いて、教えてくれた友人に、こちらから楽曲をLINEでシェアしました。
そこから明け方まで教えあった楽曲を聴きながら、LINEでチャットをしました。
8月9日までは無料で視聴できるので、受信側も無料視聴できます。有料化されると受信側は何秒か再生できる仕様とのことです。「LINE MUSIC」は面白いです。
SNSのプラットフォームに定額音楽配信サービスを導入したアイデアは素晴らしいです。好きな音楽は、友人知人とシェアしたいものです。同時に聴きながら感想を伝え合うのは、楽曲だけでなくコミュニケーションの楽しさも倍増します。これをスマホで簡単に実現させたLINEはお見事と言うほかはありません。
「LINE MUSIC」は定額音楽配信サービスの本命です。楽曲数は「アップル・ミュージック」と比べて少ないかもしれませんが、このSNSによる組み合わせは最強でしょう。台風の目になることは間違いないでしょう。
有料に移行したら、30日間時間無制限のプレミアムプラン1000円(学割600円)を利用します。料金体系に学割を導入したアイデアも優れていますね。
もちろん、「AWA」も比較ため視聴し始めました。こちらは3ヶ月間無料です。「LINE MUSIC」よりもアプリの操作性は高く、若者向けで洋楽に強いようです。演歌や昔のアイドルの楽曲が少ないので、俺にとって敷居が高い印象です。
さあて、「アップル・ミュージック」はどのようなキラーな仕掛けを用意するのでしょうか?彼らのレコメンドが気になります。
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