映画『グリース』(お薦め度★★★)
大好きな映画です。
1978年公開当時に劇場鑑賞しました。楽曲が優れていたのでオリジナルサウンドトラックも購入したほどです。当時ジョン=トラボルタは前年公開の『サタデーナイト・フィーバー』で大人気でした。『サタデーナイト・フィーバー』はシリアスで、本作はコメディと彼の演技の幅と踊りの巧さに熱狂していました。
37年前にもなるのですね。過去に何度も再鑑賞していますが、久しぶりにWOWOWで放送されたので、息子と一緒に観ました。1959年の高校生を描いた学園ものながら、ヤンチャ過ぎる高校生なので息子は面食らっていました。時代は変わりましたが、日本人から見ると不良ばっかりです(笑)。
もっとミュージカルっぽく楽曲が挿入されていると思っていたのですが、意外と物語がメインで歌と踊りは要所要所で登場する感じでした。場面展開が速いのでバランスは良いのですが、ノリノリとばかりの印象が大分修正されました。
公開時はあまり気にならなかったのですが、今観ると登場人物が歳を取っていることが気になってしかたありません。女優陣は化粧バリバリで、男優陣は高校生らしい若さがありません。みんなオバサンとオッサンでした(笑)。ヒロインのオリビア=ニュートン=ジョンは、ブリブリの高校生のときは何とか様になっていますが、ラストの大変身では一気に実年齢に達してしまい、そのギャップたるや手の施しようもありません。本作の一番の欠点はココです。これは公開時から変わりません。
それにしても大好きな映画を息子と観れたのは、うれしいものです。気に入ってくれたかはわかりませんが、最後まで飽きずに観ていました。世代を超えて鑑賞できる映画は、やっぱり最高峰のコンテンツです。
<作品データ>
劇場公開:1978年12月9日
原題:Grease
製作年:1978年
製作国:アメリカ
配給:パラマウント=CIC
上映時間:110分
<スタッフ>
監督:ランダル=クレイザー
脚本:ブロント=ウッダード、アラン=カー
製作:ロバート=スティグウッド、アラン=カー
撮影:ビル=バトラー
音楽:バリー=ギブ
衣装デザイン:アルバート=ウォルスキー
振り付け:パトリシア=バーチ
<キャスト>
ダニー:ジョン=トラボルタ(撮影時24歳)
サンディ:オリビア=ニュートン=ジョン(撮影時29歳)
リッゾ:ストッカード=チャニング(撮影時34歳)
ケニッキー:ジェフ=コナウェイ(撮影時28歳)
ドゥーディ:バリー=パール(撮影時28歳)
ソニー:マイケル=トゥッチ(撮影時28歳)
パッツィー:ケリー=ワード
フレンチー:ディディ=コーン(撮影時28歳)
ジャン:ジェイミー=ドネリー(撮影時30歳)
マーティ:ダイナ=マノフ
マッギー校長:イヴ=アーデン<鑑賞チャネル>
WOWOW
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